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zoom RSS 新しく分ってきたこと

<<   作成日時 : 2007/09/11 15:22   >>

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これから暫く「六十路独り言」さんに教えて頂いたダニエル・ゴールマンの記した「生き方の知能指数」について書いていきたい。
先ずはプロローグから
敵愾心旺盛なものに対して、敵愾心を払いのけるという共感を勝ち得た米軍指揮官の具体的命令でこの論述は始まった。
行為が敵愾心に富む者に対してでさえ影響しあうという強烈なメッセージでもある。
「社会脳」
人間は相互にかかわりあって生きていくように神経回路ができている。
他人とかかわる時、脳は否応なしに相手の脳と繋がってしまう。
日常のありふれた人間関係でさえ、脳に影響を及ぼし、快や不快の情動を喚起する。
心のつながりが強い人間同士ほど、互いに及ぼしあう影響も大きく、人間関係によって喚起された情動は、心臓から免疫細胞に至るまで様々な生体組織を制御するホルモンの分泌を促し、全身に広範な結果をもたらす。
おそらく最も注目すべき研究成果は、不快な人間関係と免疫機能との関係だ。
人間関係の好循環は快をもたらし、悪循環は免疫システムの尖兵であるT細胞遺伝子発現する力まで及ぼす。
詰り、豊かな人間関係は良い健康を齎すが、有害な人間関係が続けば徐々に健康が蝕まれる。
そういう社会脳が我々の生活にどう関り、その運用で我々の人生が豊かになるかを検証する。
疎遠を深める社会
「キレる」現象の小児が増えている。
この原因として、テレビを見ている時間が多く、人との接触が希薄な事に起因する。
又、人がどうなっていても知らない顔をする人も多い。
元々持っている情動の共感能力が希薄になっている。
単身者世帯が多くなり、家庭があっても共に過ごす時間がどんどん減少している。
又、コミュニティの姿も変貌著しい。
直接会って、互いに情動を確かめ合う会合は減少し、インターネットを使った遠隔地での関りが増加している。
つながっていても淋しい人々
科学技術の進歩は1人ひとりにエンターテイメントを供給可能とした。
それだけでなく、メールや携帯電話は時間と空間を飛越えて人々をつなぐようにもなった。
個人にとって時間と空間を越えて社会と繋がり、休暇中も仕事をし、物理的には付合えない人々ともバーチャルでつながるようになった。
結果として、目の前の人は居ないも同然となり、家族で過ごす時間も激減した。
かかわりあって生きていくようにできている神経回路は休眠状態が多く、それまで活発に動いていたニューロンも沈滞化し、人々は淋しくなったようだ。
社会神経科学
紡錘細胞はとっさの社会的判断を下し、ミラー・ニューロンはひとが起こそうとしている行動を察知してそれを模倣しようとし、魅力的な女性からまっすぐに見詰られると男性の脳内では快感を喚起するドーパミンが分泌される事が分ってきた。
集団心理や男が女に弱いのも頷ける。
社会脳は他者の心的状態に波長を合せ、又逆に他者の心的状態から影響を受け、それ以外の組織は体内からのシグナルのみによって制御されている。
社会的相互作用には、人間の脳を変えていく働きもある。経験が繰返されてニューロンやシナプス結合の形状、大きさ、数が変化する。重要な人間関係は、脳に繰返し特定の状態を記憶させて、良きにつけ悪しきにつけ脳を変化させる。
賢明に行動する能力
脳は社会からの刺激に敏感に反応する。従って私達は人生で関り合う人々から受ける作用によって気分だけでなく身体そのものが影響され形成される事を自覚して、賢明に行動すべきだ。
又逆に、自身が他者に影響を与える事を自覚すると共に、相互影響力という観点から人間関係を考えることが重要となる。
人間関係を考える時、自身の生き方を決める大きな要素として気付かされる。
のっけから強烈な先制パンチだ。
これは未だ始まりにしか過ぎない。
後になればなるほど強烈なハードパンチが待ち受けている。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
読破なさったご様子、おめでとうございます。ご苦労様でした。
この本の要旨をつづめて言えば
「社会脳というのは、人が社会生活をしていく上で働く脳の働きで、この脳がうまく機能する人は、社会人としてよい人間関係を築き、うまく生きることができる。
この社会脳の働きの第一歩は、相手の感情の動きに共感し、共鳴することで、この共感能力は赤ん坊から幼時にかけての母親を始めとする周囲の人間との関わりによって育まれる。
しかしこれがきちんと出来がたくなっているのが現代であるから、これからの教育は
知能指数、情動指数の向上を目指す訓練だけではなく、社会脳指数にも留意していくことが必要である。」ということです。
これらの内容をHbarさんの理性と感性で受け止め、咀嚼されて、単なる内容の紹介ではなく、「では何を教え、どのような教育をすればよいか」という具体案のご意見を盛り込んだ平明な展開を期待しております。
六十路独り言
2007/09/12 10:33
おババさんコメント有難う御座います。
取敢えず、1度荒読みしたというのが現状です。全体を見渡せるようになった所で、重要な箇所のコメントを織り交ぜながら抜書きしようと書出しました。
大体は下書にあたりますので公開しないものなんでしょうが、折角おババさんがサークル掲示板で紹介して下さったのですから興味を持つ人がと願います。
最終的なコメントは最後に書こうと考えております。
そこでおババさんの期待に副えるものが書ければ本懐だと思います。
良き本を有難う御座いました。
それにしても最初の読破は応えました。
hbarせる
2007/09/13 11:13

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