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zoom RSS 第三章 ミラーニューロン

<<   作成日時 : 2007/09/19 16:19   >>

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我々はかすかな感情に揺れた表情を見ただけで、自分も同体験したかのように振舞う。
これは偏桃体がその表情に反応し、脳はまるで同体験した如く振舞い、恐怖・悲しみ・不安・喜び夫々に相応しい身体反応を示すと共にそれに伴う想いも伝わる。
これは恰も人から人へ、人格の壁を乗越え感情と想いが伝染していく回路ができたようだ。
意識的には認識していなくても、人間はいとも簡単に他人と同調する。
この自然な感情のデュエットには、特別なニューロンが関っている。
模倣するニューロン
自分の目に映った相手の動作をそっくりそのまま模倣させる、或いは模倣の衝動を起させる正体がミラー・ニューロンだ。
ミラーニューロンの多くは、会話や動作及びそれを起そうとする意図等を司る運動野にある。
他人が頭をかいたり涙を拭ったりする動作を見ると、自分の頭の中でもミラー・ニューロンが活性化して、実際に動作した人間の脳と同じパターンを呈し、他人の動作に参加する事になる。
又、意図を読取る、他人の行動から社会的含意を推論する、感情を読取る等の働きをするミラー・ニューロンは他人が笑ったり、顔をしかめたりするのを見て、同じ反応を引起す。
そのお陰で瞬時に目の前に居る人を瞬時に心情を含めて理解でき、円滑な社会生活を送れる。
又、先生を真似るだけで学べる訳だ。
それを真似ではなく、反復練習のみ行っている所に現在の教育行政の歪みが垣間見える。
又、顔の筋肉には内面で渦巻く感情が出てくるよう神経が繋がり、仮面を着けない限り見た人に感情や想いが伝わる。
無意識のレベルで、人間は関り合う相手と常に会話している事になる。
詰り、脳と脳は繋がり、コミュニティを形成する人達は同じ感情と想いを共有する。
この主役がミラーニューロンに他ならない。
笑顔のアドバンテージ
顔の筋肉は200近くあるらしい。
その内の15の筋肉を使って様々な表情を含んだ笑顔(哀れさや残忍さ及び天真爛漫さ等)を作る。
最も難しいのは笑顔を笑う笑顔らしい。
チベットでは、人生に微笑む時、微笑みの半分は自分の顔の為、残りの半分は誰かの顔の為と言われる。
人間の脳は楽しそうな顔を好むようにできており、それを笑顔のアドバンテージと言う。
脳は肯定的な感情を維持して次の活動に備えようと言うシステムを持つ。
それが楽しそうな笑顔を好ましめている。
そして、笑いは脳と脳を最短距離で結びつける。
笑いが伝染して広がれば、忽ち人々の絆が深まり力強いコミュニティに繋がる。
ティーンエイジャーの馬鹿騒ぎは同調性を強め、友情が深まり、絆を深める学びでもある。
ミーム戦争
「進化論というアルゴリズムに支配される遺伝子」というパラダイムの、文化への適用という形で提案されたミームは、所謂文化的遺伝子で、文化内の「変異」が「遺伝(伝達)」的に承継され、「自然選択(淘汰)」される様子を進化に準えた時、遺伝子に相当する仮想の主体とされる。
ミームは強い感情と結びついて、脳の「裏の道」から伝播する力を持つ。
であるから親密であればある程、同じ思いを共有し、自分のしたい事が他の人も同様となる。
知的にぴったり息が合った状態は、感情面での親密さの顕れだ。
カップルが満足し心が通じ合っている程、内面の思考、感情、知覚、記憶などが相似して精神融合に近い状態になり、相手と同じように知覚し、考え、感じるようになる。
群集の暴走
全員が共通する「ひとつの激情」に支配されて個人の集合体は群集に変貌する。
集団の感情がひとつに収斂していく事実は、家族・仕事仲間・友人等の親しい集団において、微妙だが避けがたい磁力のような力、諸事全般について同じような考え方や感じ方へ纏めていく引力のような力が働くのは否めない。
結果として、よく見られる集団感染は、コンサート等でカリスマスターに誘導されるファン心理がある。
又、我々団塊の世代にとって学園紛争は感慨深いものがある。
ひとつの激情に支配された若者達が全校集会を開き、ストライキを張る。
もう一世代前の安保闘争では樺美智子さんの死という苦い思いでもある。

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