よく考えよう

アクセスカウンタ

zoom RSS 第四章 思いやりは人間の本性

<<   作成日時 : 2007/09/28 10:32   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

人間の脳は自身の関心事に集中して働くようである。
現代社会は様々な事象が目まぐるしく動き、動いているもの全てに関心を払えない。
関心を払う機会は無意識のタイミングを誘うオシレーターによる事となる。
偶々、全てを消し去る程の強力な信号が無意識のタイミングを誘うかもしれない。
他人を思いやる余裕
何事が起きていても、共感現象が伴わなければ目の前が見えない。
何等かの共感を呼ぶ誘引があって、関心を持つ。
誰かが人助けをしているという事実を耳にするだけで温かい気持ちが高まる等の感化作用が生まれ、それを心理学では「高揚」と呼ぶ。
自発的な勇気、寛容、同情等の場面を目にした人が、それを口にする時、彼らは高揚している。
「裏の道」の回路を使う心の高揚には伝染力もある。
ストレスは共感の妨げ
ストレスは偏桃体から発する不安信号で前頭前野の主要部分を占拠する。
結果として注意力が減少し、共感すべき対象の認識機会が少なくなる。
自然の摂理によって、同種の生物同士は円滑に会話できるよう脳は作られている。
例えば、生後二ヶ月の赤ちゃんに母親が近づいて来ると、赤ちゃんはそれを察知して本能的におとなしくなり、息を詰めるようにして母親の方に顔を向け、母親の目と口に注目して、母親の方から聞こえてくる音に耳を向ける。
その間中、赤ちゃんは眉を潜め、びっくりしたように口を開けている。
これは赤ちゃんが知覚能力を高め、母親の言動に注目しようとしている仕種のようだ。
相手に注意力を集中するほど、相手の内面をより迅速に、より微妙な信号まで、より曖昧な状況においても鋭敏に感じ取れる。
逆に、ストレスが大きければ、それだけ相手に対する共感能力は落ちる。
あらゆる形の自己埋没は共感を疎外させ、同情できなくなり、他者からの信号を遮断する。
思いやりの本能
人間の脳には他者の苦痛に同情して行動を起す反応回路が組み込まれている。
その証拠に、赤ちゃんは、粗誕生直後から、他の赤ちゃんが泣いているのを見たり聞いたりすると、まるで自分が苦痛を感じたかのようにつられて泣き出す。1才2ヶ月頃になると、幼児は他の幼児につられて泣出すだけでなく、泣いている幼児を慰めようとする。
同情的な共感は社交性の潤滑液であり、有史以前の人はその社交性を保ち、お互いにかばい合い、共同作業をしながらサバイバル戦略に勝ち残っている。
地上の天使
自分であれ他人であれ感情を感じ取ろうとする時、脳の働きに違いは無い。
その感情を想起してでさえ、自身が味わったかのように脳は働く。
共感は他者の感情を知り、その感情を味わい、他人の苦痛に同情をもって反応する事である。
ミラーリングは、相手の動作や表現が知覚され、それが自動的に自分の脳内にイメージや感覚を喚起した時に起こり、相手の心的状態が自分の脳内に入る。
共感の瞬間には感情と思考が相手と同じ方向で喚起され、瞬間的に相手を理解する。
例えば、誰かの怯えた叫び声を聞けば、その人に恐怖を齎した原因は何だろうかと自然に考えが向く。
全ての会話は送り手と受け手にとっての重要性が一致して成立する。
それは感情と思考の両方を共有して成立つ。
ホッブズか孟子か
他人の苦痛を感じると、助けたいと言う衝動が起こるようにできている。
ダーウィンによれば、あらゆる感情は特定の行動の素因となり、共感はサバイバルに必要な因子であると言っている。
他者の苦境と向合えば、脳と脳の原始的な結び付によって、我々は他者の苦しみを自身の苦しみとして感じ取り、即座に助けようとする。
この連鎖が我々をサバイバルから生延びさせている。
科学技術やそれを使って発達した現代社会では、脳と脳の距離を遠くさせ、認知の結果としての共感しか生まず感情と行動が遮断されてしまい、次から次へと凶悪なニュースに彩られている。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
第四章 思いやりは人間の本性 よく考えよう/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる