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zoom RSS 第14章 彼の欲望、彼女の欲望

<<   作成日時 : 2007/10/30 16:49   >>

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男性が恋に落ちる時は「裏の道」をまっ逆さまに落ちていく。
女性も「裏の道」を通るが、脳に備わっている愛着のレーダーは相手と何回か会ってからでないと本気になるかどうか決めれず、時々「表の道」に戻る事を繰返している。
「表の道」の神経回路は、「裏の道」の燃え盛る欲望を何とかして封じ込めようとする。
現代の結婚の理想像は1人の相手と一生添い遂げる責任感を求める。
母なる自然は男と女に夫々異なる愛の性癖を与え給うた。
男と女には情熱の行き違いがよく起きるのは、一般的に男性は女性に比べて欲望を促す脳内化学物質のレベルが高く、愛着を促す脳内化学物質のレベルが低いせいにあるようだ。
汗の匂いがセクシー
最初に「裏の道」が用意するサブリミナルな好奇心に女性は男性の汗の匂い(気分が明るくリラックスし、黄体ホルモンレベルが上がる)から、男性は女性の肉体を見て快感中枢が刺激されて性的興奮が高まる刺激が視覚から入る。
愛欲のホルモン
コカインかアヘンに陶酔している時に活性化している神経回路は、恋の中毒という状態も導く。
リピドーが発生する欲望の回路は、大脳辺縁系の広い部分を占める。
男性の場合、性衝動及び攻撃性は性ホルモンであるテストステロンの働きで強まる。
性交時には強い快感を齎す化学物質ドーパミンが性的興奮及び性行為の頻度により上昇する。
養護の衝動を喚起する化学物質オキシトシンは、男性よりも女性の脳内に多く存在し、女性の性的結び付に強い影響を及ぼす。
オキシトシンと密接に関係する紡錘細胞に受容体の多いパソプレシンも社会脳の働きを促して初対面の相手に付いて迅速・直感的判断を下して人と人の結び付に影響を及ぼす。
これから性的行為に及ぼうとする男性の脳内では、オキシトシンのレベルが急上昇すると伴に、アルギニンとバソプレシンというホルモン(合せてAVPと呼ばれる)の働きで渇望が強まる。
男性は女性よりも脳内にAVP受容体が多く、その大半は性を司る回路に集中している。
AVPは思春期に量が増えるホルモンで、男性の性的欲望を高め、射精が近付くにつれて増量し、オーガズムを迎えると急激に減少する。
男女共に、オキシトシンは性的触合いにおいて愛情に満ちた心地よい雰囲気を作り出す。
オーガズムの間に大量のオキシトシンが分泌され、男女は性交後暫くの間同じ波長で優しい愛情に満たされた時間を共有でき、オキシトシンの分泌は絶頂後も続き、特に性交後の後技の間、盛んに分泌される。
オキシトシンは、絶頂後の男性が勃起できない「無反応」期に特に分泌される。
男性は性的に十分満足すると、オキシトシンのレベルが3倍迄上昇し、脳内が女性と同じくリラックスした雰囲気で愛着を育てる。
記憶の鍵を握る海馬にある欲望の回路の一部にはオキシトシンとAVPの受容体に富むニューロンが配置され、AVPには特に男性の場合、性交時のパートナーの魅力的なイメージを記憶に強烈に刻み付け、オキシトシンも記憶を強める働きがあって、恋人の好ましい姿刑を心の目に確りと焼き付ける役割を果している。
残酷な欲望
愛着と欲望及び養護は夫々独立した神経回路を持ち、夫々が様々な化学物質によって機能し合うが、それが巧く噛み合わなければ相互関係は巧くいかない。
愛着の神経径が不安に傾いて、他の神経径を抑圧する結果を招いて、性的欲求どころか相手を思いやる事すらできなくなってしまう。
フロイトの「女性は何を欲しているのか。」に対して、「女性は、自分の欲望を思いやってくれるパートナーを欲している。」というのは言い得て妙だ。
合意の上での「それ」扱い
フロイトは「満足している人間は空想等しない。満足していない人間だけが空想するのである。」と言ったが、空想も参加させて満足を手に入れる事もある。
殆どの性的空想においては、自分以外の人間は自分の好みに合うように考えられ、その人間がその状況において何を望むかは考慮されず、空想の世界では何でもあり、詰り「それ」扱いだ。
しかし、パートナー同士が合意し望んでいるならば、「我−それ」のシナリオでさえ親密度を高めるのに役立ち、適切な状況下においてお互いの合意があれば、恋人の「それ」扱いもセックスプレイの一部でもあり得、パートナー同士の情動的欲求がうまく噛み合えば、こうしたプレイによって興奮を生出して、長年連添ったカップルの間で起き易い性的興味の減退も一掃できる。
プレイの「それ」扱いと相手を傷つける「それ」扱いの違いは、2人の間に共感と理解があるかどうかだ。
共感なき性欲の暴走
ナルシシストは、自分だけは一般のルールや限界を適用外だと思い込んでいる。
共感能力の低さはナルシシストの顕著な特徴で、必要ならば力ずくでも、欲望を遂げてしまう。
テストステロンのレベルが非常に高い男性も相手を単なる性の対象として扱う行動にで易い。
「裏の道」の神経回路から発せられる性的衝動や攻撃的衝動を制御する「表の道」の能力である衝動のコントロール能力か゜身に付いていれば支障はない。
監禁を伴う性犯罪者、児童に対する性的虐待犯、連続強姦犯、露出犯は共感能力に欠如が見られ、強姦犯の大半は相手が行為を「楽しんでいた」と思い込んでいる。
一旦「裏の道」が「表の道」の防壁を乗越えてしまうと、空想が悪事を煽り、野放しになった欲望を後押しして性犯罪を繰返すようになる。
恋愛は共鳴に支えられている。
この親密な心の結び付を欠けば、そこには欲望しかなく、双方向に働く共感があってこそ、相手もまた主体となって「汝」として情動チューニングの対象となるので性愛の喜びが高まる。
男女が肉体で結び付くと共に情動でも一体となる時、2人の間に「エゴ・オーガズム」が生まれて別個の主体としての意識が消えて肉体を越えた互いの全存在を賭けて愛し合う事ができる。

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