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zoom RSS 第8章 ナルシスト、マキアベリ主義者、反社会的人格障害者

<<   作成日時 : 2007/10/15 17:12   >>

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人間は共感を意識的に封印し他者の苦痛に耳目を塞ぐ能力を備えている。
常時、他人の感情を意に介さない人を心理学者は3悪(ナルシシスト、マキアベリ主義者、反社会的人格障害者)と呼び、3タイプ共に、程度の差こそあれ、巧に隠蔽された忌むべき本質(社会的悪意・自己中心性と攻撃性の二面性・情動面の冷酷さ)を併せ持つ。
自分優先の動機が賛美され、欲の皮が幅を利かせ、虚栄が理想と見紛う現代社会はこの3悪の温床ともいえ、極端な3悪は精神病と診断されるが、極端でない大多数は社会にたむろする。
ナルシシスト−栄光の夢
ナルシシストは栄光を手に入れる為だけに動き、ルーチンワークには直、飽きるが、難しい事に挑戦する場面になるとがぜん張り切る。
愛情に包まれた環境で成長過程の幼児が「世界は自分中心に動いている」とか「自分のニーズが誰にとっても最優先だ」と思い込むのは、成功に不可欠な要素である成長過程で自分に対する肯定評価へと成熟し、自分の能力レベルに応じた自身等を育成するのに不可欠だ。
只、ナルシシズムが健全に働くのは共感能力如何であって、共感が低い場合ナルシシズムは不健全となり、忌むべき本質が遺憾なく発揮される。
ビジネスの世界ではナルシシストが実力以上の評価を集めるリーダーとして、生き馬の目を抜く今日のビジネス社会で創造性豊かな戦略性と冒険的課題を巧く処理する才能に溢れている。
健全なナルシシストリーダーは自尊心に富み、バランスの取れた見方と目標追求中にもユーモアが同居する内省能力を持ち、現実を良く見て自分の先入観を諌める能力を持つ事から、新しい情報を取入れ、見かけにとらわれず健全な判断を下して処理できる。
不健全なナルシシストは、愛よりも賞賛を望む。
彼らは人々が思わず釣込まれるようなビジョンを提示し、人々を引付ける才能を持つ。
自分の中に高い達成基準を持たず特典や栄誉に輝く成功を夢見て、革新的ビジネスを創始して尚且つ達成意欲も強い。
自尊心に欠ける彼らは都合の良い相手を選んで共感を示し、成功に無関係である他人の犠牲は何も気に掛けず、その行為によって犠牲になったものに一顧もしない。
企業のナルシシストリーダーには独断を防ぐシステムが必要だ。
忠誠の暗黒面
組織におけるナルシシストは危機に繋がりかねない。
企業全体が誇大な自己イメージに包まれると、誇張が経営規範となる。
ナルシシストリーダーが自分の優越感を肯定するメッセージしか受付なくなると、優越感を否定する人間を敵視し、データが排除され、真実が故意に歪められ自画自賛の空気のみ目立ちだす。
そこでは真実が否定されるのみでなく従業員同士における真の結び付も同様に犠牲となり、組織の幻想を維持に向けてのみ努力し、仕事は見え透いたポーズに陥る。
これは雅に、硬直化した公務員や大企業の組織に見られ、氷山の一角として社会保険庁問題や様々な隠蔽問題が露見している。
他人はわたしを崇めるために存在する
ナルシシストのスローガンは「他人はわたしを崇めるために存在する」であって、彼らは自分を誇張し自慢する厚かましさとそれに必要な自己欺瞞を持合せ、自身を絶対と考える。
ナルシシストは自分がその気になれば魅力的な顔を見せるが、半面、不愉快な顔も見せる。
感情的な親密さに価値を置かない為、非常に競争意識が強く、皮肉っぽく、他人を信用せず、平気で他人を利用する。
自分に近い人々を侮辱してでも自分自身が輝こうとするにも拘らず、ナルシストの大多数は自分が他人から好かれるタイプと思い、これ以上に付合いたくない種族だ。
ナルシシストを見分ける標準的な判定基準には、その人物が誇大な自惚れを持っているか、際限の無い栄光の空想に取付かれているか、批判に対して激怒或いは強い恥辱の意識を見せるか、特別待遇を期待するか、共感に欠けているか等の項目がある。
マキアベリ主義者−目的は手段を正当化する
心理学で「マキアベリ主義者」では、冷めた何でもありの姿勢で人生を見る人間を指す。
彼らは極めて限られた範囲の共感しか示さず、他者の感情に興味を示すのは、その人物を自分の目的に使いたい時だけだ。
現代における社会的知性は社会的な抜け目無さが評価され、その中でマキャベリ主義者は高い評価を受けるが、頭では分っていても心が伴わないので敵対者が増える。
他人を巧に操る彼らの才能が感情全般に対する認識能力の欠如を補っている。
結果的に人間関係が育まれない。
反社会的人格障害者−他者は「それ」
反社会的人格障害者は平気で嘘をつき他人の事を顧みず、良心の呵責も無く他人の感情的苦痛に対して、全く無関心であるが社会的認知能力には優れ他者の頭の中に入り込んで彼らの考えたり感じたりしている事を推測して社会的如才無さを持つという特徴がある。
マキアベリストは臨床的に問題にならない程の反社会的人格障害者でもある。
反社会的人格障害者は恐怖に対する不安や極めて強いプレッシャーも感ず、反社会的行為を平気で行う。
これは偏桃体を中心とする神経回路と衝動を抑制する前頭前野に欠陥があるからだ。
子供の頃からこの性癖を持ち、連続殺人等の凶悪犯はこのタイプが多くみられる。
良心の呵責
普通の人間は自身の行為が人からどう評価されるかを感じ取る共感能力を持ち、「3悪」が犯す反社会的行為に対し良心の呵責(後悔・恥・狼狽・罪悪感・自尊心等の感情)を持つ。
社会的情動は事実上の倫理として機能するが、その芽生えには自己の意識が必要であって生後2年目に眼窩前頭皮質が成熟するに連れ発現してくる。
生後14ヶ月頃、赤ちゃんは鏡に映った自身を認識できるようになり、2歳を過ぎて自他の別が理解できるようになると自身に対する他者の思惑が気になってきだす。
それに加え自身がそれに対してどう感じるかを意識する能力が加わって共感能力が芽生え、同時に比較・カテゴリー化・社会エチケットの認識等の能力が育つ。

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