|
医師からの病状説明は絶望的なものだった。 身体の至る所で壊死となって、その1つが腸管が破れたと言う事だ。 結果として、手術が出来ない体力しか残っていないし、手術しなければ根治しないのだ。 暗澹たる想いで、その夜は叔父の家に行き寝た。 翌朝、朝食もそこそこに病院へ行く。 叔父の呼吸は心なしか息苦しそうだ。 一生懸命に叔父を見守るのだが、睡魔に襲われウトウトしてしまう。 肩を揺すぶられて母の「起きなさい」の声で目が覚める。 息が止まっているでは無いか。 目を疑ったが息が止まっている。 ドクターが呼ばれて瞳孔を見て、黙って頭を下げる。 心肺が停止したのだ。 こんなに静かな心肺停止があって良いものか。 部屋から出るように促される。 身体を清めて、退院準備をするという。 あの1日前の勇気を貰えたあの規則正しい呼吸はなんだったんだろう。 私を勇気付ける為だけの為だったんだろうか。 それは余りに自分勝手すぎる解釈だ。 白い霊柩車で自宅に帰る。 帰ってみると叔父の1番下の弟の嫁さんが布団を敷いて待っていた。 初対面である。 叔父の妹も来ていた。 初対面と思っていたのだが、「よく遊んだよ」という声に驚いた。 よく考えると4才の時に1年この地で過していたのだ。 忘れていても縁というものは不可思議なものだ。 世の中は縁次第。 縁は選べない。 叔父の臨終と立会えたお陰の縁というものもある。 人生は不可思議なものだ。 |
| << 前記事(2008/02/26) | トップへ | 後記事(2008/02/26)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|---|
人生の色模様
「人生の色模様」と名付けるこのページは人生における生き方に関するものを集めました。 様々なジャンルに分けられ、これからも増え続けて往こうかと思います。気が向いた時に遊びにこられて、こんな考え方もあったのかと感じて頂ければ幸いです。 改めて過去に書いた記事を想うとほろ苦くもあり懐かしくもありました。 ...続きを見る |
よく考えよう 2008/10/07 11:56 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
ご臨終のご様子、息をのんで拝見しました。 |
いつもばらいろ 2008/02/27 09:06 |
| << 前記事(2008/02/26) | トップへ | 後記事(2008/02/26)>> |