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zoom RSS 音声言語コミュニケーションの質的問題(歪み)

<<   作成日時 : 2008/03/28 11:27   >>

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これも自閉症状の「三つ組み」の1つだ。

講演では
『心を飛立たせて色々なものに同化するのが余りに楽しくて、言葉を理解する等という平面的な行為には、とても興味が向かなかった。』
『「一体おまえは何をしているの?」苛立たしげな声がする。とうとうこれは何か言わないといけないと感じて、私は妥協する事にする。そして誰に言うとも無く、耳に入ってきたばかりの言葉をその侭口にする。「一体おまえは何をしているの?」「いちいち真似をするんじゃありません」声は怒っている。そして繰返す。どうすればいいの?私にはまるで分らなかった。』
『言葉は訳の分らないモゴモゴとしたごちゃ混ぜであり、多くの場合その声は単なる音のパターンだった。』と3つの述懐について紹介があった。。

そして、それに対して『普通の世界の人は殆ど言葉で考える。自閉症の人は言葉や言語で考えるのは馴染の無い世界である。私は全て画像で考える。ビデオ装置で様々なテープを映し出す事に似ている。名詞を最初に覚えるのは、画像と結び付くからである。』と代弁した。


ここでの事例では自閉症者が視覚情報に優れ、聴覚情報に疎い結論を導き出している。
これはどういう事なのか。


元々、人間の脳は聴覚よりも視覚優位になっている。
俄か盲目は覚悟が決まるまで見苦しい程うろたえにうろたえるのに対して、年をとって耳が遠くなった人は平然と聞こえないのを受入れている。
発達において、目が見えない内は聴覚は活発だが、視力がついてからは大脳は視覚情報処理を優先する。
この視覚情報処理がある程度出来た段階で見えるという状態になると言った方が正しい。
詰り、視覚情報については最初の段階で1次から5次に至る視覚野が形成されて初めて機能しうるから、見えた段階で大脳に大きな回路が形成されていると考えてよい。


自閉症者は小脳の機能が劣るという事は以前に述べた。
その劣った所を大脳に長期増幅による回路を造成して補って生活をしている。
視覚情報処理に対する回路も同様に本来なら小脳がコピーで対応して担当すべきをそれが出来ないものだから大脳に処理装置の悉くを置く事になる。
健常者であれば、小脳に畳込んで大脳には小脳のコピーを再生する回路のみ残せばよい所をその本体まで大脳を使うから、使えるスペースが大きく減少している事になる。

おまけに先ほどの事例であったように、健常者は傍若無人に自閉症者を罵る。
罵る相手が保護されるべき父母である事が多いものだから自閉症者はその対応をする為に本質的には必要の無い回路を作る訳だ。
健常者の場合、それを小脳にコピーして大脳から消去るので大脳は脳機能局在論で言われるようにその果すべき役割の部署々々において効率良くクールに頭は使われる。

こうして自閉症者の脳は父母の嘆きに因を求める無駄な回路で埋め尽される。
聴覚は視覚よりも劣位であるから、忙しい脳に構って貰えない。
それが音声コミュニケーションに不備がでる所以に違いない。


保護者及びサポーターは要らない回路造成は押付けない事だ。
近頃、様々な手法の自閉症訓練法が米国から輸入されているようだが、その取扱い如何ではその脳に造成される回路はゴミの山となるかも知れない事を警鈴する。
米国は歴史的に1度は発達障害者に対する方策を間違えた国である事を自覚しよう。


多くの発達障害者がすがすがしい毎日を送れるようになる事を願う。

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