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講演では精神科医・臨床心理士・カウンセラーである山中康裕博士の症例が紹介された。 診察した6才1ヶ月の女児は様々な玩具を見せられてもどれにも興味を示さないのに、積木が5〜6個固めて置いてあると、必ずそれを見つけ、ぽーんと蹴り崩す。 山中は、積木を作り彼女が蹴るという作業を繰返す内に、女児は蹴る時一瞬目が輝くが、表情は泣きたいような哀しい顔色を見出す。しかし、蹴り終わる瞬間には全くうつろな表情になる。 彼女が蹴ろうとした時、山中は積木の正方形を両手で堅く押えて護るように腕を輪にして包み込んだ。 途端に女児はパニックを起し、山中の髪をひっぱり顔を叩き、足で蹴りつけ噛付いてきた。 山中はそれでも正方形を護り続けた為に、女児は大声で泣きながら滅茶苦茶に叩き続けた。 その時、他の自閉症のある子がやってきて、女児の首に掛っていた首飾りを引き千切って、ピンク色の模造真珠の珠が四方に飛び散った。 山中は咄嗟に正方形から手を離し、飛散った珠を素早く拾いギュッと手で握った。飛んできた女児はその手に手を重ねたのと同時に山中は女児の掌に珠を戻しいれ、その小さな手を山中の大きな手で包み込み、強く握り締めた。 女児は泣き止み、山中に頬擦りして生き生きした表情で抱きついてきた。 山中の頭に閃いたのは、これは女児が望んで止まぬ確固とした安定の基盤なのだ(女児は恐らくその時初めて、護られる事の嬉しさ、安全と言う基盤を知ったのではなかろうか?)。 望んでは崩れ、望んでは壊されてきたもの、山中はそれを護る必要がある事を知った。 講演での紹介はこれまでだ。 自閉症児がパニックを起す姿を方々のブログで散見する。 その時に筆者は「抱締めるのみ」と言い続けて来た。 この症例の示す所は「望んで止まぬ確固とした安定の基盤」こそがパニックを食止めうるという事に他ならない。 子供にとっての母の胸ほど安らぐ場所は考えられない。 日本の格言にいう「女は弱し、されど母は強し」が求められる。 発達障害児を抱えた育児には大変なものがあると思う。 しかし、子供にとっての最大の拘りである母の胸を持つ自身に誇りを持って頂きたい。 頭で考え無くて良い、母の胸を持つ貴女が最大の療育の源に他ならない。 昨日の村瀬嘉代子先生、今日の山中康裕先生のお二方による症例を見て、母の勇気こそが障害児に求められていると分った。 |
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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広汎性発達障害(自閉症・アスペルガー症候群)
日曜日にこれに対する理解と支援という講演会が誘ってくれる人が居たので行った。 ...続きを見る |
よく考えよう 2008/05/20 19:00 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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幼い頃の私の中にはいつも葛藤がありました。 |
卵畑 2008/05/21 10:06 |
大人ですからお母さんと良く話合って、抱合えば良いと考えます。そうする事でご自身の中でわだかまっていたものが氷解するんではないでしょうか。そして、もっと賢くパワー溢れる卵畑さんに変身すると考えます。是非お母さんに「甘えさせて」と言って下さい。言えばお母さんも喜ばれると思いますよ。 |
hbar 2008/05/21 10:53 |
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