|
講演では、筆者としてはTEACCHの方に期待したくはあるのだが、応用行動分析は成果としての効用は豊富にあるが、日本では充分に活用されていないとの紹介だった。 応用行動分析は我々が普通に好子や嫌子と出合ったり別れたりして採っている4つの行動を応用して導く本人(保護者)にとって望ましい行動に導く療養技法だ。 技法の主なものとして課題分析、強化・罰・変動強化・固定強化を含む強化の原理、シェイビング、行動連鎖等がある。 シェイビングというのは難しい行動を形成するために、目標行動をスモール・ステップにわけ、達成が容易なものかが順に形成して行く方法で以下のようなテクニックを用いる。 強化の機会ができるだけ多くなるように、合格基準を徐々に引き上げる。 基準を引き上げる前に現在達成している行動を変動強化する。 新しい基準を導入するときは古い基準を一時ゆるめる。 常に強化が行われるように、相手を常に観察し、次のステップを用意しておく。 微妙な強化のタイミングや基準のずれがなくす為に、一つの行動は一人のトレーナーが教える。 二つ以上の行動を同時に上達させようとせず、一度に一つのことだけを教える。 最後に強化されたことが後々まで残るので、1回の練習はうまくいったときにやめる。授業の終わりに新しい課題を出すのは逆効果なので、授業の終わりは易しい課題で終わる。 効果が出ないときは別の方法にする。 注意をそらすのは罰(タイムアウト)になるので、練習中は相手から注意をそらさない。 環境の変化などでできていたのができなくなったら前の合格基準に戻る。 こういうテクニックを使って応用行動分析を行うのであるが、健常人に対して訓練として行うのはやぶさかではないのだが、発達障害児を保護者の都合でやって欲しくない技法と捉える。 障害児は発達が遅れているとはいえ、彼等なりに夫々の縁を真摯に受取り真剣に対処しているのだ。 保護者が子供に要請をした時、泣いたりぐずったりして拒否する時、彼等の合理性で受入れられないのだという事を理解して欲しい。 もし、応用行動分析を行いたいならお釈迦様くらい全てに対して判断力が効く人間になってからするべきで、そうでない療法は間違った押付けにしかならない。 この療法は成人した発達障害者本人が自身の意思で行うか、保護者が自身の背中作りに用いるには有効かもしれないが、小さな児童に用いるのはやめて欲しいものだ。 |
| << 前記事(2008/05/02) | トップへ | 後記事(2008/05/04)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|---|
広汎性発達障害(自閉症・アスペルガー症候群)
日曜日にこれに対する理解と支援という講演会が誘ってくれる人が居たので行った。 ...続きを見る |
よく考えよう 2008/05/03 14:42 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
いつも私のブログに訪問していただいて、ありがとうございます。こちらのブログは、やや難解な部分があるのですが、応用行動分析の話はよくわかりました。 |
香里太郎 2008/05/04 14:42 |
香里太郎さんようこそ。 |
hbar 2008/05/04 15:36 |
こちらでは、初めまして。 |
はじめ 2008/05/04 22:30 |
時と場所を選ばずに泣き叫ぶ行動は、社会の人にとっても親にとっても平和な生活ができませんし、泣き叫んでいる子にとっても泣き叫ぶことでしか表現できない状態は辛いと思います。これは、社会・親・子どもの全てにとってマイナスです。 |
はじめ 2008/05/04 22:31 |
ABAは、良くない行動は原則は無視して消去(罰を与えて消去するのは弊害が多いのでできるだけ避ける)ですが、原因についても無視して良いとは言っておりません。どうにかできることは、代替行動を教えそれを強化することで、子どもがそれまでよりもストレスが少なくなる方法を学ぶことができます。 |
はじめ 2008/05/04 22:32 |
はじめさんようこそ。 |
hbar 2008/05/05 00:01 |
早速ご返事を頂き、ありがとうございます。 |
はじめ 2008/05/05 08:59 |
はじめさんおはよう御座います。 |
hbar 2008/05/05 10:03 |
Hbarさんは、こうやってブログも運営でき、コミュニケーションもできる能力を持っておられます。 |
はじめ 2008/05/05 13:19 |
中々噛合いませんねぇ。 |
hbar 2008/05/05 14:51 |
| << 前記事(2008/05/02) | トップへ | 後記事(2008/05/04)>> |