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zoom RSS 学びの果ての名人戦(羽生と森内)

<<   作成日時 : 2008/07/16 15:00   >>

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昨夜は久し振りにNHKプロフェッショナル仕事の流儀を見た。
見たいのは毎回でも見たいのだが、夜10時というのは寝る時間にしているからだ。
押して見たのは、やはり棋士の姿に憧れている自身の姿がだぶる。

私が得意なのは囲碁だが、人間が行う行為としての囲碁・将棋は似た所がある。
期待通りに茂木博士は2人を各所で斬り、我々に多くの断面を見せてくれた。

その断面から少しでも自身の身にしようと感がえれば、やはり共感が必要だろう。
共感というのは中々持てるものではない。
やはり、体験の部分が重なってこそ共感に繋がるという所からくるものだろう。

プロ棋士というのは無限に近いデータベースを頭脳に収納してこそなれるものでもある。
定石は覚えず、忘れなさいといわれるが無限に近いものを1つひとつ全て覚えられないという事だ。
普段の学びで培われるものが1つひとつの記憶でなく感性だ。
プロは一瞬で千手読めなければと言われるが、1つひとつ読むのではなくて、一瞬の内にその場面の良し悪しを感性で嗅ぎ分けられるようになる事を千手読むと言うのだろう。

学びの内でこれ程過酷な学びも少ないだろう。
将棋も囲碁と同じで格落ちかどうかがはっきりしている。
プロとアマとは強さから言っても格段に違う。
アマの強い人でさえも定石や布石を色々と知っている。
知っていて運用できる人がアマでも強い人だ。
例えば高校の数学で定理や公式を覚えて問題を解くのを苦痛に思っている人が居るが、あれの数倍と言えよう。

一目千手と言うが、直感で分るという事に他ならない。
10手や20手しか読めない人から見れば予言者に近い。
これを実現しているのが羽生さんであり森内さんだ。
名人戦の駆引きを茂木さんが色々ピックアップしたが、私には今1つ物足りない。
何しろ、現代の巌流島なのだ。
講談者は素人が面白く感じるように話をする。
講談も名人芸と言うのがある。
それも学習に次ぐ学習の果ての結果だと知って欲しい。
学校の勉強など学ぶ内に入らないという事だ。
あれほど受験を意識して空舞ばかりしていた自分に些か呆れるしまつだ。

学びに意欲を持って頂きたいという思いでこの文章を書き出した。
学校の勉強は面白くないのが当然だ。
真に学んだ後に何があるかというのが受験しか見えないからだ。
文科省はここらを考えて貰いたい。

羽生さんは20才になる前にタイトルを総なめにしている。
その時の棋風は諦めないという事に尽きるようだ。
諦めなければ夢は適うとよく言われるあれに相違ない。
通常言われている夢と言うのはハードルが低すぎるように感じる。
私も人から目標が出来て良かったですねと言われる事があるが、目標でもなんでもない通過点と考えているものを目標と言われても困ってしまうのだ。
適わなくても良いから目標は高く持ちたいものだ。

持っていれば、途中経過で色々と収穫も多いものだ。
羽生さんも森内さんもあの若さだから途中経過に違いない。
名人を奪取すると言うのが獲っていない人から見れば目標なのだろうが、森内さんは5回、羽生さんも今回の勝利で5回となり永世名人の資格を得ている。

羽生さんはタイトルが1つしか残っていない時に年配の棋士達が夫々頑張っている姿を見て、「ああやってその時代に沿った頑張り方があるのだな」と実感している。
人生の過し方というものであろうか。
人生を過すに当って彩りを添える為に学ぶと言う事を忘れないで欲しい。

勝負の世界に生きるものとして森内九段は「無心」羽生名人は「玲瓏」を言葉で添えた。
無心はよく言われるが、玲瓏という言葉の響きは盤面にどう生きるのだろうか。
広辞林で見ると、玉のように美しく輝く様とあるが、羽生名人の頭の中は極楽浄土のようなものなのだろうか。
数年して、羽生名人の言葉を聞いてみたいのは私1人ではないだろう。


玲瓏、そういう響きを感じてみたいものだ。
そうしてそう感じるものは長く続くのだろうか。

学んだ先にあるものとして気に留めて置きたい。

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