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zoom RSS 小脳の働き

<<   作成日時 : 2008/07/04 11:50   >>

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前の節で書いたように毒とか鎧のような特別な武器を持たない哺乳類が進化したのは小脳を持っていた所以だ。
この小脳のお陰をもって次節で述べる社会性を持ったのは疑いようも無い。

ここでは小脳が社会性に寄与する機能と社会性の基礎とも言える生後直後における母子の関りを例に小脳の働きを見てみよう。
小脳の権威小松正男博士は「人間の脳には“小脳チップ”が5000枚ほどあります」と言う。
続けて「小脳では幅1mm、長さ10mmほどの短冊型の「微小帯域」が、1枚のコンピュータ・チップのような機能単位として働く。1つの微小帯域には約500個のプルキンエ細胞や小脳核が含まれている。運動の練習では、最初は意識しながら手足を動かしているが、やがて意識しなくても巧みな動きができるようになる。これは大脳で意識して行っていた運動モデルを、小脳の微小帯域の回路が“写し取った”と考えることができる。」と言う。
詰り、前節のプルキンエ細胞が大活躍して中枢神経系で作られる動作回路が小脳に転写されるという訳だ。

この動作回路は例えば目の前に居る母親を見るとしよう。
網膜神経節細胞が電気信号に変換されてその軸策が分かれて様々な大脳内の部位に到達する。
その多くは後頭部にある第1次視覚野に伝達される。
それから第5次視覚野に至る迄変換作業が行われて、我々が眼前のものを認識できるという訳だ。

詰り、その母親を見て第1次視覚野から第5次視覚野迄の変換作業が1つの動作回路として小脳に格納されると考えられる。ひょっとしてn次からn+1次への変換全てが動作回路として転写されているのかも知れない。そうでなければ大きなファイルが全ての対象物毎に記憶される訳で効率的でないので、全て効率を優先する人体の出来方を考えると最大公約数で割切れる動作回路に分割して収納されていると考えるのが合理的だ。

例えば、形状を把握する動作回路で顔を識別し、顔の様々な部位の特長を見分けるという具合だ。
小脳が1度母親を見るという動作回路を収納しているお陰で次回に見れば瞬時に見分けが付き、様々なそのサービスを小脳から取出しベビースマイルが実現する。
網膜神経節細胞の軸策は眼窩前頭皮質や偏桃体にも行っている。
夫々には小脳のプルキンエ細胞から登上線維が接続しており、小脳の記憶が送られてくる。
偏桃体は興奮して、その興奮を視床下部に伝え、中脳の黒質部から送られてくるドーパミンを大量に分泌させる事がベビースマイルを作る源と言えよう。


小脳にそれらが存在しない自閉症児は何回も逢った母親を見ても初対面であって偏桃体は興奮せず恐怖のみしか起きない。

自閉症児が恐怖で色々な症状を起すのはそのせいだと思われる。


しかし、生れてきているという事は心音を初めとする母親の膨大な生理情報は小脳に格納されているはずであり、それを呼起す事が療育の大きな柱となる事が予想される。

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