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zoom RSS 陸奥の国 安達原 黒塚の鬼女

<<   作成日時 : 2008/08/24 09:55   >>

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昨夕、鬼から電話が掛ってきた。
好い気なものという他無い。
普段、私はその男を居ない事にして暮らしている。

三年前の事だ。
その鬼は私の悪口という嘘を付いたという。
その悪口が根も葉も無いと分った時、その男の口から出た言葉は「好きにせえ」と言う捨て台詞だった。
私より20歳も年上で、分りきった事をして、捨て台詞しか言えない哀れな男だ。

思案の末に、私の目からその男を見えない事にしようと決めた。
3軒ほど先の本当に近所の男であるから、顔を合さずには居られないが、居ても居ないと決めてしまった。
20歳も年上であるから嘘と言っても何事か信念があって言っているに違いない。
真実は本人の口から語られる迄闇の中と言う事だ。
「好きにせえ」の言葉は煮るなり焼くなり好きにして食えと言う意味に他ならない。
私の選択は無視であった。
それで、真実が語られれば許そうと思っているのだが、未だ分らないらしく知りたい事があって電話してきた。

能に「安達原」と言うのがある。
その昔、安達原の黒塚に鬼が住んでいて、旅人が迷い込んで来たのを食べていたと言う話は有名であったらしい。
それから題材をとった能の粗筋は、脇として那智の東光坊阿闍梨祐慶という山伏が登場する。
阿闍梨の称号を手にするのは相当な修業を積み、修験を究めた者であったろう。
その祐慶が弟子を連れ旅を続けていて、安達原で道に迷う所から物語りは始まる。

遠くに灯りが見える。
その灯りこそ鬼女の住処であり、丁度糸繰車を回して反物を織っていた。
祐慶は一夜の宿を頼み、老婆の姿をした鬼女は招致する。
夜も更け、囲炉裏の薪が無くなり、老婆は裏山へ「私が帰る迄、閨を開けないで下さい」と言い残し薪を取りに行く。
祐慶は開けるなと言われれば開けないが、修行の足りない弟子は祐慶の目を盗んで開けてしまう。

閨の中は鴨居まで値やら膿だらけの死骸が満載。
弟子は驚いて、これは噂に聞く安達原の鬼の住処だと知り、祐慶を連れて逃げようとする。
閨を見られた事を知った鬼女は悪鬼の形相をして2人を旋毛の如く追かける。

鬼女は祐慶を追い、祐慶は鬼女と戦い、その魔性を調伏してしまう。
鬼女は自身が悪鬼の姿をしている事を思い知らされ、すごすごと退散し安達原には鬼が出無くなった。

筋書きはこれだけのものだが、閨に象徴される他人から見られたくないものを多く持っているものが人間だ。
冒頭に見ない事にしている20歳も年上の男と言うのは、人の面して誠意が全く感じられない。
閨を多く持っているだろうし、誠意さえ取戻せばその閨は綺麗に片付くと考えている。
健常者の弱味と言うのは、人が巧い事していると真似をし、悪行を重ねていく事であろう。
自閉症者は生きていくのに精一杯であってこの閨を持つ暇が無い。

自閉症者は縁に恵まれれば閨を持たずに済む。
それはそれで幸せな事だ。
しかし、2次障害に苦しむ自閉症者を数多く見るが、彼らの悩みは閨のようだ。
持たなくて良いものを持たせるのは何であろうか。


それは愛情の欠片も無い、大人の都合で療育と名を借りて保護者と支援者が行う強制に他ならない。
自閉症者は何回も何回も繰り返して教えなければ覚えないので強制になってしまう。
自身でゆっくりとした成長を続けているのに、保護者と支援者がその邪魔をしているのだ。
その邪魔の積重なりが閨に成長させていると考えれば分り易い。


時折、自閉症者が事件を起こしたと言って話題となる。
この真犯人は善人の面を着けた保護者と支援者に他ならない。


保護者や支援者はその生き難さを感じて、甘露とも言える真の愛情あふれる雨を降り注ぎ、それを環境としよう。
本人で無い立場としては環境しか与え得ない事を思い知らねばならない。

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発達障害
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