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zoom RSS 地域の特産品

<<   作成日時 : 2008/10/07 16:13   >>

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我、故郷えひめの特産品と言えば蜜柑が有名だ。
今治の方に目を向ければ、タオル・造船が地場産品として名前が通っている。

今日の昼、NHK総合に「ふるさと一番」で今週は愛媛がテーマであると言うので見た。
今日の舞台は先般、市町村合併で八幡浜市と統合した保内町であった。
要ったことはるのだが、改めて案内して貰わないと何があったのかさっぱり思い出せない。

今は八幡浜市保内庁舎となった旧保内町役場は八幡浜市役所から直線距離にして4kmしかない。
しかし、途中は平野ではなく権現山が隔てていて、保内は入り江に面した独立経済圏のようであった。
アナウンサーの話によると、昔は全国から繭の卵を買いに来ていたそうである。

この保内に西日本で唯一、蚕の卵を飼育、販売している愛媛蚕種会社というのがある。
この会社は明治後期に呉服商兵頭寅一郎が始めたもので、その事務所・工場は登録有形文化財となっている。
今日の放送テーマもハイカラタウンと命名されており、この愛媛蚕種会社を始めとして、ハイカラな建物が多い。

港から人が出入りする明治の保内の姿が目に映るようだ.

伝統工芸である西陣織等を筆頭とする絹織物は繭を解いた糸を原料とする。
蛾の幼虫である蛹は動けず身を守る為に繭玉を形成する。
その蛹の体内には二種の蛋白質フィブロンとセリシンを合成する為のアミノ酸が分泌され、それを口から吐出して繭糸を作る。
あの堅い繭玉は1本の線維でできており、その総延長は千3百〜5百mにも及ぶ。

愛媛蚕種会社はその蛹になる前の卵を製造して出荷している。
パートタイマーの小母さんが繭玉を切って、中の蛹を取出し、オスとメスに別けて育てて交配させる
この交配が難しいらしく、全国でこの商いをしているのは10社に満たない。
繭の品種は多く、その見分けは脱皮回数によるもののようだ。
もう1つは卵の種類による。
産んで直に孵化する白い卵と越年冬眠してからでないと孵化しない黒い卵がある。

繭の品種で純粋なものより、その純粋なものを交配させた第一次雑種が繭玉も大きく育つようだ。
それで、農家が自前で交配ささず、専門の交配業者が出来たようだ。
数千年の歴史を持つ繭が江戸中期になって一般農家で商品作物として定着するまでにはそういう苦心があるようだ。

産業や文化が育つとはそういうものであるらしい。
ここに、これからの人類の歩みをどちらへ持っていくかのヒントが隠されているように思う。

愛媛県の片田舎にそう考えさせられる種があった。

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