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zoom RSS 労働分配率の歪みと固定経費の定着

<<   作成日時 : 2009/01/19 11:51   >>

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池田隼人内閣による「所得倍増論」政策からバブル経済に掛けて、日本経済は奇跡的な膨張もしたが、労働者の賃金は総評等の春闘による賃上げ要求に応えて遍く労働者の給与水準は上昇した。

この給与水準の上昇の牽引車が電気・自動車等の製造輸出産業であった事は論を待たない。
日本は多くの人々の需要を満たしていく為に輸入せずには居られない。
尤も、鎖国をしていた江戸時代のような電化製品の無い暗い生活に逆戻りすれば別なのだが。
便利さに慣れ親しんだ日本人がそういう生活に帰るのは荒唐無稽な議論だろう。

そうして、現在の豊かさがあればこその国際貢献にも繋げられ世界平和への礎を築ける。


バブルが弾けて、1億総中流の神話は崩れた。
バブルの崩壊で不動産業に止まらず、殆どの産業では供給過剰が続き、製造現場ではコスト削減の嵐に見舞われた。
当然、税収は落込み、赤字国債の増発が続き、消費税増税を受けて橋本内閣は総辞職に追い込まれた。

普通、収入が減ればコスト削減に働くのが組織というものだが、行財政は異なる。
金融も政府から資本投入されながらも従業員の給与は微減である。
行財政はバブル崩壊後、政治資金規正法が断行され、実質的国会議員の収入は大幅に増えている。
行政も自身の給与削減を行わない為に消費税が3%から5%に引上げられている。

雅に、行政守旧官僚は国賊そのものではないか。
今回麻生総理が消費税増税を声高らかに謳い上げているのも官僚の作文を読んでいるのに過ぎない。
結果として、社会保険庁等のように無くて良い給与まで据え置かれている。

失われた10年において、この行政における所得比率の増大が目立った。
この間、民間においては留まる事を知らない不良債権続出による貸渋りが横行し、貸し剥しと言う言葉まで出ていた。
当然、民間においては無い袖は振れない訳で、コストカットの為の給与削減は日常茶飯事となった。

街には失業者が溢れ、失業率も5.5%を超えていたように思い出す。
仕事が変らない所か減っている状況で据え置かれた給与とコスト削減の為に下げられた給与の差は歴然であり、1億総中流であったはずの日本では大きく労働分配率に差が生じる事となった。

本年正月には年越し派遣村と言う社会現象まで起きている姿にその象徴が感じ取れる。
生活保護世帯の急増しているが、この国には雇用を必要としている所に雇用が集まらないと言う実態が大きい。
この現象は行政の機能麻痺と言う他無い。

この労働分配率の歪みを受けて、「お受験」に象徴される子供の教育が生活費を圧迫し、少子化と消費の冷え込みから経済を米国頼みにするしか無くなっていると言う構造を変えれなくして、円高を悪者のように言っている。

社会不安と所得格差から国民金融資産はこの10年で1.5倍の千5百兆円に増え、その殆どが預金されていて社会に淀みを作っている。

これらの歪みからの脱却は公務員・選挙制度改革が必須であり、抜本的には教育改革が必要だ。


教育制度の改革は主役たる国民が主権者としての意識を持ち、社会を押上げる主役に他ならず、それを造る王道に他ならない。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
所得倍増は家電と自動車によって行われたのではない。家電自動車は所得倍増の結果である。公共事業によってインフラ整備がなされ、倍増した所得によって家電、さらにはモータりゼイションがおきた。
やるぞ
2010/02/07 02:11
やるぞさんようこそ。
購買力が出来たから生産が上がったとも言えますが,40年前にはそこに洗濯機やテレビがあり、消費が湧き上がったように思います。現天皇の皇太子結婚や巨人・大鵬・卵焼きや力道山に釣られて消費が盛上ったように思います。
あの時代はスパイラルで生産と消費が上がっていきましたね。
Hbar
2010/02/08 21:45

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