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zoom RSS 米国でも再現される失われた10年

<<   作成日時 : 2009/04/14 17:14   >>

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昨年のノーベル経済学賞を受賞したプリンストン大学のポール・クルーグマン教授が米国の経済状況をかつての日本における失われた10年と同様だと講演したと言う。
日本の失われた10年は、バブル崩壊後の官製不況であった。
今回の米国における不況はサブプライムローンが生ぜしめたバブルが弾ける時に米国政府がリーマンブラザーズを見放した為に起きた同様のケースと言えよう。

同様とは言え、日本は国内でもがき苦しんだだけであったが、米国は世界全体を巻込み、真に罪深い事だ。
クルーグマンをして処方箋の書けないこの病とは如何なるものであろうか。
これは持てる者の執着心から派生しているに過ぎない。

昔から金貸と人入れは1度やったら辞められないと言うが、金融業の性は世界共通のものらしい。
金と言うものは魔物であって、1度握ると離す事ができない執着心を生む。
ユダヤ人の金貸シャーロックの強欲さは有名だが、彼1人を笑う訳にはいかない。

釈迦は拘るな、そして手放せと説き、布施を推奨した。
布施から始めて真の成功へ向かう手法として六波羅蜜を説いている。
金融は自らの胃袋が無限大と信じて、金を無制限に他に何の価値も為さず増殖する。

日銀と政府はマネーサプライを増やす為に大幅な資金供給を市場に対して続けている。
しかし、金は金融に止まり市中に流れない為に企業倒産は増加の一途にある。
持つと離さない故に金融機関に資金不足は生じない。

官僚の権益も然りだ。
官僚は政治家達の隙間を突いて権益を増やし続ける。
持ったものは手放さない。

結果として握り締めた権益に縛られ、自身は金縛りに逢っている。
バランス良くできる道理は無い。
金融も貸渋りや貸し剥しをしたくてやっているのでは無く、ほんの少し安全を保とうとしているのみだ。

それが、倒産を呼び、不良債権が増える原因を自ら作っている訳だ。
米国で起きている状況もこのような悪循環ゆえにクルーグマンが嘆いたのであろう。
ほんの少し緩めるだけで、不良債権となる資産が少なくなるかも知れないのに。

シャーロックやスクルージーの考え方が蔓延している所に根深さがある。
これを解決するには釈迦やディッケンズの人間愛かそれとも量子経済学の進歩しかないだろう。
我々は学びとして釈迦の教えを持っている。

四無量心こそがこの解決を導く大きな力となるであろう。

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