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zoom RSS 理想的な自閉症療育とは

<<   作成日時 : 2009/09/10 10:38   >>

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残念ながら自閉症療育においては航行における羅針盤が無い。それでも理想を追求しなければならないのは現状における本人及びその保護者当事者の苦しみが痛い程、分るからだ。研究者・支援者に言いたいのは、寧ろ何もしないでおいて欲しい。それが現状における理想でもあるからだ。

私自身の経験においても何も援護がなかったから、懸命な自分探しが出来、こうやってその成果を文章にしている。もし、援護した所でその脳機能障害を起している人と接している時間は限られていてその人生に占める割合は極限られたものとなってしまう。彼等は殆どの時間を自分で選択し実行していかなければならない。

研究者は様々な断片を聞き、それに対して助言するがその言葉は脳機能障害者にとって断片でしかないのだ。研究者は対象者が1人でも良いから添い寝する位の積りで、必要な情報が得られる訳だ。専門家でない保護者からの報告では、その保護者の持つ色眼鏡の色からして判断してさえもほんの1部しか情報は入らない。

そういう事情が逼迫生のある問題にも関らず、実態解明が表層部分から先へ進まないのだろう。そういう目を研究者が持ち、多くの研究者が手を携えてこそ現在の閉塞状態からの脱却が生まれると考える。私も「小脳メモリ不足説」を論証すべく様々な論文を参照して論証を試み、それを社会的使命と考えている。

そういう研究者の問題ではなく、自閉症に悩む本人達の脳は自己生成原理に従って、社会に対応すべく変化させている実態を大切にする社会風土を創生する事が重要であろう。現代社会は成果主義を重視し、人の才を鋭い素早さしか求めていないが、我が日本文化の持っていた「鈍・根」を重視する社会に変質すべきだ。

一見、鈍そうに見える人達が認められた時に生まれた存在がアインシュタインでありビル・ゲイツだ。人は落着いた環境でこそその持つ力を発揮できるものだ。現代社会に置いては目の前の大人にとって必要と考えているものについて性急に覚えさせようとして自閉症児の心をかき乱し、結果として成長を遅らせている。

現時点において、人間性に関与しない不要不急の事柄を無視させ、その本人の自己生成に基く自助努力に任せる事が理想的な療育と考える。もし、羅針盤たる原因究明が為されてもそういう療育態度は変らないだろうと考えるし、その羅針盤の役割はそういう療育体制の裏付けとなるものだと考える。

この時に重要なのは、研究者・支援者の人間観であり、それは深い哲理に裏打ちされなければならないものと考える。「鈍・根」を認める人間観を育む為に大学の特別支援過程では哲学教育に大きくシフトすべきだろう。目先の成果主義こそが特別支援に対して暗い影を落している。

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