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zoom RSS 日本が政治貧困に陥り、自閉症研究が進捗しない最大要因

<<   作成日時 : 2009/09/13 10:36   >>

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昨日道後温泉で日本生産性科学学会が松山でありその会員と思しき人と数分言葉を交わす機会があったのだが、その学会の中心的存在でありそうな中年男性が「トヨタ看板方式」を日本の生んだシステムとして誇らしげに言う姿には失望を隠せない。社会科学者の大方に言える事なのだが、40年近くを経ているビジネスモデルを誇らしげに言うそれをリードすべき学会員の言葉が空しく響いた。

理科系の科学は先日H2Aロケットの発射に成功した如く、日本の科学技術は他国と比べて低予算ながら高水準にある。脳神経科学においても例外では無い。この低予算と言う実態も政治貧困の為せる証左なのだが、他国は軍事予算から大きくシフトする事情を汲取れば肯く所以もあるが、政治学学会をリードするドグマの貧困さを顕すと考える。

海外の政治体制から学ばざるを得ず、自身の政治哲学から国民の民意を汲取りその政権構想が構築し得ない所以がそこに感じられる。自民党の解党的大敗の原因もそこにあり、55年体制の成功から1歩も抜出せずに居た姿が指摘されながらも、それに終止符を打ち次なる一手を打出して自民党総裁選出馬者が未だに出ない現状がある。

この原因に社会科学者の欧米モデル模倣と実績主義が挙げられる。「トヨタ看板方式」は日本の誇るべき企業運営手法である事実に異論は無いのだが、科学者が30年以上前に出現した実績ある名前に執着している姿に疑義を抱かざるを得ない。科学者が仮説モデルを提唱して、それに対する議論を学会において行ってこそ科学の進歩がある。

それに反する行為を大多数の社会科学者が犯している所に日本政治のみならず、教育・経済・経営・心理等多くの分野が科学としての体を為さず、国家予算から大きなものを研究費として出ている所に日本の不幸はある。

その背景には、様々な理論を検証する現場責任者が実績の有無を大きく重視する風潮もあろうが、それを打ち破るだけの論理考証が為されない罪が大きいと言える。自閉症や学習障害を研究目的とする学会も例外ではなく、需要が大きいにも関らず米国科学者による国際基準重視の枠から一歩も踏み出る勇気が無いように見える。

様々な論文を斜め読みするが、枠からはみ出している議論には中々お目に掛れない。これが物理学を代表とする理科学分野においては日本の学際水準は抜きん出ているのは、先頃のH2Aロケットの発射や理科学研究所の研究成果を見ても世界の最先端を走っている。「トヨタ看板方式」は日本を牽引していくべき人々が言う言葉ではない。

社会科学は滅亡するのかと言う危惧すらあり、それに大きな予算を投じているのは無駄遣いとしか言いようが無い。社会のあり方を研究する学問は社会科学よりも寧ろ、自然科学の中で様々な微生物や有機化学が明かにする化合物のあり方及びその相関性が明らかになるに連れて人間社会が持つべき理想を導き出すように思える。

即ち、自然科学分野から人間社会のあり方に対する仮説がどんどん出てきそうな状態にある。社会科学者は積極的に自然科学分野にチャレンジすべきであろうし、それが科学者の本分であり、自然科学が導き出す前に自然科学が為しているものに対してその切口を自然科学者に提供すべきではないのか。

自然科学の発達は微積分と言う道具の効力が大きく、時に人類にとって全く不要なものを導きかねない要素を持つ。微積分と言う道具を持たない社会科学者が自身の学際を科学として発達させる為に為すべき使命は自然科学への切口提供であろう。それには実績や国際標準主義に拘る事を止めるべきでは無いか。

自閉症研究が進まないのも同様の理由からであろうと思われる。しかし、考えを新たにすればその脳神経科学に資するものは大きく、人類発展全てに貢献すると考える。釈迦は拘るなと言ったが、科学者の多くはセントラルドグマに縛られそれを中心として発想をしている。そういう科学背景の下ではこれから先の難問解決には結びつかない。


それが日本における政治貧困と難問をその侭にしておく体質を温存している。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
> 管理人様

一仏教徒として、釈尊のご見解(といっても、ご指摘の「拘るな」が何処に書いてあるものなのか?正直、管理人様の頭の中だけにある事実でしかないのは残念です)が採り上げられたのは喜ばしいですが、ご指摘の様なことはむしろ、野家啓一先生の『パラダイムとは何か』(講談社学術文庫)辺りをご覧になった方が良いでしょう。釈尊は、現代科学に回答を与えてはくれません。所詮は、2500年前に生きた、一宗教家に過ぎませぬ故(笑)
tenjin95
2009/09/13 20:19
tenjin95さんようこそ。
何処に書いてあるかと言う疑問に対しては「発句経」あたりに書いてある四苦八苦に対する対処法あたりを参考にしています。tenjin95さんのように専門家ではありませんから一字一句の厳密な修辞には拘っていません。要するに釈迦が第1義に掲げた四苦八苦からの離脱の方便として拘るなと言っていると理解しています。無論、私自身もそれを遵守し全身の凝りを無くすべく活用しております。
Hbar
2009/09/13 21:07
文章は長いのですが、なにを言いたいのかよく分かりません。
既存の社会秩序と、国民の窮乏化に怒っているのは分かります。でもそれ以外は、後付ですよねえ・・・・
国家とは国民という構成員の最低限の生活を守ることと、他の国家との競争と打ち勝ち、構成員の未来を切り拓くことを基本的なあり方とすると考える私の立場からすると、『理不尽な社会に対する怒り』を『今までの社会秩序』に向けているだけのような気がしております。
テレビ・新聞だけでなく2nnもご利用ください。
http://www.2nn.jp/
エラ通信
2009/09/14 11:19
エラ通信さんようこそ。
何が言いたいかと言えば社会科学者の不能を訴えたかったのです。経済・政治・教育・経営と多くの分野で世論をリードしなければならない科学者であるはずの人々が足を引張っている事を述べたかったのです。中々注目されない話題なものですから。
Hbar
2009/09/14 11:47
学者はしょせん学者ですから、スポンサーないし、「自分の心の中にある理想」に忠実です。
最初から結論があって、そこに「肉」をつけていく、というのが社会学者の本領です。
むしろ、自分なりの「社会における誠実さ」を追求している人々にこそ、見るべきところがあると感じております。
エラ通信
2009/09/15 23:10
エラ通信さんようこそ。
学者の大部分は理想すら分らず、天空に煌くように見える学会におけるセントラルドグマを信奉しているかに見えます。肉を付けていくだけでは学究の徒として貧し過ぎると考えます。
Hbar
2009/09/16 08:45

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