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zoom RSS 新年におもう、中国との向き合い方

<<   作成日時 : 2013/01/01 22:50   >>

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広島・長崎の戦争報道である被爆映像の悲惨さから欧米において発生したこの運動は、核兵器を国益を超えて管理するために創られました。先ず1946年に、シカゴ大学総長のハッチン博士を中心に政治・法律・歴史・などの研究者で「世界憲法起草委員会」が結成されました。同年にアイシンシュタイン・シュバイツァー・チャーチル・ネルー・湯川秀樹などの世界連邦運動家が結集して、ルクセンブルクに集まって「世界連邦政府のための世界運動」(現在の世界連邦運動=WFM)を組織し、以来50数年に亘って運動が続けられております。


特に初期の段階で、この運動の発展に大きな影響を与えたものに、大戦末期(1945年6月)アメリカで出版された、 エメリー・リーブスの『平和の解剖』(邦訳=稲垣守克・毎日新聞社)という本をあげることができます。それは日本語も含めて25カ国において20の国語で出版され、30の異なる版をだし、世界連邦思想の普及に画期的な役割を与えました。


それではこの本がなぜ、それほどの影響を人びとに与え、世界連邦主義者のバイブルのようになったといえば、それは著者が経験的な歴史法則として、戦争の発生と戦争終了の法則を極めて明快に指摘し、この地球上から戦争をなくすためには、「分裂しあい闘争する民族主権を、一つの統一された、より高次の主権のもとに統合すること」であると述べたからです。彼は次のように書いています。「社会単位を形成する人間集団間の戦争は、これらの社会集団、つまり、部族、王朝、教会、都市、民族が無制限の主権を行使したとき常に発生する。これらの社会集団間の戦争は、主権的権力が彼らから、より大きな、より高次の単位に移されたときに終わる。しかし、それによってたとえ平和がもたらされても、新しい主権単位がさらに接触し始めると、また戦争が始める」と。


翌年にスイスのモントルーで第1回世界大会が開催され、モントルー宣言が採択されました。その内容は「1)全世界の諸国、諸民族を全部加盟させる。」「2)世界的に共通な問題については、各国家の主権の一部を世界連邦政府に委譲する。」「3)世界連邦法は「国家」に対してではなく、1人1人の「個人」を対象として適用される。」「4)各国の軍備は全廃し、世界警察軍を設置する。」「5)原子力は世界連邦政府のみが所有し、管理する。」「6)世界連邦の経費は各国政府の供出ではなく、個人からの税金でまかなう。」というもので、『平和の解剖』において主張された「民族主権を、一つの統一された、より高次の主権のもとに統合すること」を具現化ものになっています。


その翌年には、「世界憲法起草委員会」によって100万人に1人の人民代表によって世界議会を構成し、行政、司法の各部門を設け、世界法を制定し、世界大統領を選挙して、おれを統治せしめるという47カ条からなる堂々たる憲法草案が発表されました。時を同じくして日本でも広島被爆3周年を期して「世界連邦建設同盟」が結成され、初代会長には尾崎行雄氏、副会長には賀川豊彦氏が選ばれました。


その後、60年を余して途切れることなく運動は継続しています。その途中から、世界連邦機構を既存の国際連合改革を通じてその実現を目指していますが、長く続いた平和の影響からか、市民運動としての運動に盛り上がりを欠いている実情は否めません。しかし、エメリー・リーブスの『平和の解剖』と戦争報道被爆映像によって米国で産声をあげ、ルクセンブルクを経てモントルーにおいて結実した世界連邦運動の精神は1952年7月23日にヨーロッパにおいて欧州石炭鉄鋼共同体に結晶化しました。それは第二次大戦以前のヨーロッパで数百年に亘る戦乱への反省から「もう戦争はすまい」との想いが1950年5月9日のシューマン宣言に繋がり、ベルギー、フランス、西ドイツ、イタリア、ルクセンブルク、オランダの6か国が欧州に不戦共同体を構築する意図で共同体としてスタートしました。この共同体は原子力・経済に次いで政治協力も果たしました。そうして、警察・司法・刑事に止まらず、共通外交・安全保障政策も共同で行うようになり、それが現在の欧州連合に結実しました。


EUは現在では27ヶ国が加盟し、人口は5億を数え、GDPは全世界の四分の一を超えています。その加盟国は将来に亘って増え続けると思われ、世界連邦への道を突き進んでいるかに見えます。世界連邦運動家は国連の機構改革を通じて、その世界連邦を実現すべく努力しております。しかし、国連の安保理常任理事国五ヵ国が自国の国益追及に明け暮れている為、その実現には程遠く感じられます。地球温暖化に対する二酸化炭素規制を決めた京都議定書でさえ批准していない現状でもあります。このEUの成功は世界各地に飛び火し、AUをはじめとして、中南米やアセアン+6など世界中で地域連合が芽吹いています。


現在の世界連邦運動本部はニューヨークにあり、日本においては会長に元総理の海部俊樹氏がなり、協会への支援組織として国会委員会・宗教委員会・全国婦人協議会・宣言自治体全国協議会等があります。又2005年には衆議院において「世界連邦実現への道」を盛り込んだ『国連創設及びわが国の終戦・被爆六十周年に当たり更なる国際平和の構築への貢献を誓約する決議』が衆議院で採択されていることは特筆に価します。世界連邦運動協会日本本部の活動はhttp://www.wfmjapan.org/005/index.htmlを参考にして頂ければ幸いです。以外に思われるのは、世界連邦運動協会日本本部と中国国務院が平和の共同研究をしていることです。中国は故周恩来元総理が故田中角栄元総理が「尖閣問題は」と尋ねたのに「未来の叡智にまかせましょう」と言った背景には「欧州石炭鉄鋼共同体」の存在があったのではなかろうかと感じざるを得ません。日本における最大の国難とも言うべき「尖閣問題」の解決策はここに落し所があると考えている世界連邦運動者は私だけではないと信じます。


日本海と東シナ海及び黄海の共同管理条約が日中韓で締結できないかと提唱したい。現在の尖閣、竹島問題は日本が領土問題は存在しないと主張している所から始まっているのは異論を挟む余地はないと考えます。周恩来が次の世代の人にと言ったのは、欧州石炭鉄鋼共同体のことが頭にあったからではないのでしょうか。このまま主権を主張し続けた所で、日本と米国を加えた軍事力を中国が凌駕した場合はどうなるのでしょうか。現時点では、中国も日本の力を必要としているし、日本も中国に対して影響力を持っています。この時点で、現実路線に足を踏み込むことこそ真の外交というものではないでしょうか。主張をして、お互い不毛なチキンレースの挙句が困った事態を招いてからでは遅いのです。現に、韓国は米韓同盟がありながら、明らかに中国経済圏に飲み込まれようとしているのは火を見るより明らかです。世界連邦機構の実現へ大きく舵をきるべきです。


アジアのGDPは今年には世界の3割に達すると言われています。2050年には世界の5割を超えようとしていると元旦の日経には書いてありました。尖閣問題が最大の国難と言う意味はこれから数十年に亘る日本の立ち位置がこの問題だけで左右するわけです。この問題を日米安保だけで領土問題として認識する限り雄飛するアジア地域にあって動きがとれない時代が必ず来ることを解らなければなりません。現在、行政及び市民レベルで世界連邦運動がもっとも盛んな国は日本です。この大きな資産を有効に活用する使命が現代を生きる地球市民たるものの責務です。尖閣問題を東シナ海共同管理構想に繋げてこそ世界の叡智を生かし、これから成長するアジアをわが国のマーケットにできる唯一の選択肢に他なりません。日本に落とされた広島・長崎への原子爆弾による被爆戦争映像から始まった「もう戦争はするまい」と世界連邦運動によって、EUの如くアジアと一体となれると信じます。もう1つ忘れてはならないことは日本国憲法第9条戦争放棄は世界連邦機構実現した上で可能となる条項だということです。これが実現していないから沖縄の負担が掛ることを日本人として自覚したいものです。


地球市民を自負する我々は日本の為のみを言っていてはならないと考えます。終戦70周年を記念して行われる日本大会を世界連邦機構実現への第一歩として位置づけたく考えます。何を特別なことをするのかと言われそうですが、平和を希求している地域に平和をもたらすイベントを実行いたします。それは2つの地域、詰まりアフリカと中東の和平実現を世界連邦運動家によってそれがもたらすことができるなら、世界連邦実現へ大きく近づくと考えられます。本年6月1日から3日まで横浜でアフリカ開発会議が予定されております。もちろん、世界連邦運動協会日本本部には、横浜市が募集している「第5回アフリカ開発会議(TICAD V)パートナー事業」に世界連邦運動宣伝の為に応募して貰い、松山支部でも愛媛県とゆかりの深いモザンビークへのビジネスセミナーを開催したいと考えています。元々、AU連合はEUを模したものであり、その根底には世界連邦運動哲学が流れているものと信じます。AU連合諸国の首脳達がその初心を思い起こし、死の商人を入国拒否させその違反者には刑事罰を課すれば、現在の武器を用いた部族間衝突は回避できますし、平和の配当が受けられます。この実現こそアフリカの貧困と飢餓の撲滅につながります。


昨年はじめに、中国がアフリカ連合に対して70億円を超える無償援助を約束しましたが、多くの援助は死の商人とのセットとなっているのも実情です。平和憲法を持つわが国であればこそ、平和の配当が重要であると言うメッセージが届けられると信じます。アフリカが平和になり、平和の配当を受け取るようになれば、中東諸国にも世界連邦運等哲学が及んでいくと考えます。無論、それには世界連邦運動者のたゆまぬ運動が欠かせないと考えます。まず、日本人一人ひとりが世界連邦運動を大切に思うことが憲法で戦争放棄を掲げる上で大切ではないでしょうか。
上記を実現に導く第一歩として世界連邦運動協会日本大会を松山で開く意義にしたく決意します。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
更新やめているな
ナマポ
2013/04/05 13:26
ナマボさんようこそ。
中々、日常生活が忙しく更新できていません。
書くコンテンツは山ほどあるのですが、ついつい時間ばかりが過ぎていっています。しかし、実社会というものは面白いものです。再開できる日を楽しみにしいます。
Hbar
2013/04/12 00:30

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