不義に富まず

NHK総合テレビで「知るを楽しむ」の再放送「長寿企業は日本にあり」が野村進氏によって紹介されている。

今日の放送ではヒゲタ醤油と勇心酒造の2社が紹介された。
百年以上続く会社が、最先端技術に取組み大きく成果を上げている。

トップバッターはヒゲタ醤油株式会社だ。
醸造会社であるにも関らず、その麹の力で様々な新しい技術を産出している。
その1つがヒゲタ独自に保有しているブレビス菌を用いた蛋白質製造法だ。
羊毛収穫法はオーストラリアで開発された全く新しい羊毛収穫法だ。
この方法は上皮細胞成長因子(EGF)の毛胞退縮作用を利用しており、羊にEGFを注射して羊毛の成長を一時的に止めることで、羊毛を無駄なく容易に採ることが可能となります。
また従来のバリカンでの採毛法に比べ熟練技術がいらず、労力も軽減され、さらに羊毛の質も向上するという様々な利点があり、画面でその違いを紹介された時驚愕した。
かつてEGFは非常に高価であり実用化の妨げとなっていましたが、ヒゲタ醤油では ブレビス菌を用いてEGFの工業的生産方法を確立し、大量かつ安価に供給することを可能としました。オーストラリアの Biological Wool Harvesting Company Pty Limited 社によって、BIOCLIP 事業として商業的採毛が開始され、次世代の羊毛収穫法として注目されている。

2番手は香川県の創業150年を超える勇心酒造株式会社だ。
この会社の売上構成は新製品が99%を占め、元々の清酒は1%しかない。
この会社の家訓は町人の正義として伝わる「不義に富まず」というもので、生かされ役に立ってこそという精神的土壌を持っていて、それが奈良時代に中国からこの地に伝来した麹を活かして、創造と科学の合一というメソッドを生出し、農学博士である徳山社長は誰かがやらなければいけないという使命感を持って、遺伝子組換を中心とした西洋型で無く、醸造業特有の日本型バイオテクノロジーを使ってライスパワーエキスの開発に成功している。


我々はこの長寿企業の本業に根ざした開発力に勇気を頂くものだ。

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