NHK大河ドラマ第24回「篤姫(許すまじ、篤姫)」
今回は副題からしてものものしい。
とうとう嫁と姑の激突だ。
と言っても、ホームドラマの嫁と姑ではなく、ことは大奥だから大事だ。
暫くは、受難の篤姫ではある。
浦賀に入った軍艦は総領事ハリスが家定との謁見に追い風となった。
何しろ、老中堀田備中の守の腰が引けている。
一事が万事だから家定も大変だ。
篤姫のところへ渡ってきた家定は問いに答えて「会いたくない。言葉も分らぬ。風習も分らぬ者と会うても詰らぬ。」と言い放つが、「ハリスと会うにはどうすれば良い。」と篤姫に聞く。
重ねて、「この城で、そちの他頼る者は居らぬからのう。」と言う。
「考えてみます」と返事をする。
篤姫は嬉しく、生島に「ハリスとどのように会うか、上様から相談されたのじゃ。」と喜びを打明ける。
又、「母上様が妙によそよそしいのじゃ。」とも危惧を溢す。
本寿院の怒りは半端ではない。
篤姫が斉彬の意思を汲んで、慶喜を次期将軍に推挙する為に大奥に入ったと悟られたからだ。
女の怒りは中々に湿潤で刺がある。
阿部伊勢の守死去を受けて、大老井伊直弼が江戸城に入り、徳川慶福を堀田に推す。
続いて、松平春嶽が堀田に詰寄るも、渋面をされて斉彬に泣付く。
斉彬は西郷が働き良いよう徒歩目付けに抜擢する。
領国に帰る挨拶にお幸を訊ね、篤姫の兄から「母上様はつよう御座います。」を受けて、尚五郎は「女子は皆強い」と実感を率直に述べる。お幸は言う「私はそんなに案じてはおらぬのです。天から授かった運を信じたいのです」と。
このドラマに出てくる尚五郎の知る女性の強い事。
ハリスから謁見に際して立った侭という要求が出されたのを堀田は「礼儀や謙遜、思いやりも通じぬのか。」と篤姫に愚痴る。
篤姫は堀田に「ハリスの身の丈を調べるように」と命じる。
煮えきらぬ堀田は「何故に」と聞くも「今は教えぬ」と笑う篤姫。
畳を運んで来るよう女中に命じる篤姫。
積み上がっていく畳に笑いを禁じ得ぬ篤姫。
積み上がった所で畳の上に仁王立ちになって「良い眺めじゃ。桜島の上か、富士の上のようじゃ。」と。
奥に上がってきた家定に「上様が異人から見下ろされるのは嫌で御座います。」と言って報告する。
「そなたには礼をしよう。」に対して。
「ハリスとの謁見に、一橋慶喜を伴にするよう」と願う。
「お嫌で御座いますか。」との問いに「礼をすると言うたのじゃ。断るわけが無い。男子の如き御台所じゃのう。」と。
ハリスとの対面である。
高みから見下ろす家定に対し、ハリスは驚愕し辞を述べる。
大奥では篤姫はハリスとの謁見が無事に済む事を祈るのではあるが、慶喜が同席した事を聞いた本寿院は驚愕し江戸城へ行くと言って聞かない。騒ぎを聞きつけた篤姫も掛け付けるが嫁と姑である。
卒倒して倒れてその場が済んだが、心が後ろ髪引かれる篤姫ではあった。
その夜、家定が「ハリスの奴、目を丸くしておった」と上首尾に上機嫌であった。
「ハリスの妙な分らぬ言葉を聞いて、むらむらとしてしまって馬鹿をしてしまった。」と述懐。
篤姫の「これからで御座りまするな。」から始まる会話に。
家定は「全国の諸侯は勅許を欲しがる訳じゃな。」と。
「そなたは女子にしておくには惜しい」と漏らす。
慶喜については「そなたの父君には申し訳ないが、あの者が益々好きでなくなった。」
何故かとの問いに「強いて言えばわしの勘じゃ。わしは、これから後徳川宗家の事を考えねばならぬ。慶喜にはそれが無い。それはわしの勘じゃ。」と言う。
次回から益々嫁と姑のバトルが繰広げられる。
とうとう嫁と姑の激突だ。
と言っても、ホームドラマの嫁と姑ではなく、ことは大奥だから大事だ。
暫くは、受難の篤姫ではある。
浦賀に入った軍艦は総領事ハリスが家定との謁見に追い風となった。
何しろ、老中堀田備中の守の腰が引けている。
一事が万事だから家定も大変だ。
篤姫のところへ渡ってきた家定は問いに答えて「会いたくない。言葉も分らぬ。風習も分らぬ者と会うても詰らぬ。」と言い放つが、「ハリスと会うにはどうすれば良い。」と篤姫に聞く。
重ねて、「この城で、そちの他頼る者は居らぬからのう。」と言う。
「考えてみます」と返事をする。
篤姫は嬉しく、生島に「ハリスとどのように会うか、上様から相談されたのじゃ。」と喜びを打明ける。
又、「母上様が妙によそよそしいのじゃ。」とも危惧を溢す。
本寿院の怒りは半端ではない。
篤姫が斉彬の意思を汲んで、慶喜を次期将軍に推挙する為に大奥に入ったと悟られたからだ。
女の怒りは中々に湿潤で刺がある。
阿部伊勢の守死去を受けて、大老井伊直弼が江戸城に入り、徳川慶福を堀田に推す。
続いて、松平春嶽が堀田に詰寄るも、渋面をされて斉彬に泣付く。
斉彬は西郷が働き良いよう徒歩目付けに抜擢する。
領国に帰る挨拶にお幸を訊ね、篤姫の兄から「母上様はつよう御座います。」を受けて、尚五郎は「女子は皆強い」と実感を率直に述べる。お幸は言う「私はそんなに案じてはおらぬのです。天から授かった運を信じたいのです」と。
このドラマに出てくる尚五郎の知る女性の強い事。
ハリスから謁見に際して立った侭という要求が出されたのを堀田は「礼儀や謙遜、思いやりも通じぬのか。」と篤姫に愚痴る。
篤姫は堀田に「ハリスの身の丈を調べるように」と命じる。
煮えきらぬ堀田は「何故に」と聞くも「今は教えぬ」と笑う篤姫。
畳を運んで来るよう女中に命じる篤姫。
積み上がっていく畳に笑いを禁じ得ぬ篤姫。
積み上がった所で畳の上に仁王立ちになって「良い眺めじゃ。桜島の上か、富士の上のようじゃ。」と。
奥に上がってきた家定に「上様が異人から見下ろされるのは嫌で御座います。」と言って報告する。
「そなたには礼をしよう。」に対して。
「ハリスとの謁見に、一橋慶喜を伴にするよう」と願う。
「お嫌で御座いますか。」との問いに「礼をすると言うたのじゃ。断るわけが無い。男子の如き御台所じゃのう。」と。
ハリスとの対面である。
高みから見下ろす家定に対し、ハリスは驚愕し辞を述べる。
大奥では篤姫はハリスとの謁見が無事に済む事を祈るのではあるが、慶喜が同席した事を聞いた本寿院は驚愕し江戸城へ行くと言って聞かない。騒ぎを聞きつけた篤姫も掛け付けるが嫁と姑である。
卒倒して倒れてその場が済んだが、心が後ろ髪引かれる篤姫ではあった。
その夜、家定が「ハリスの奴、目を丸くしておった」と上首尾に上機嫌であった。
「ハリスの妙な分らぬ言葉を聞いて、むらむらとしてしまって馬鹿をしてしまった。」と述懐。
篤姫の「これからで御座りまするな。」から始まる会話に。
家定は「全国の諸侯は勅許を欲しがる訳じゃな。」と。
「そなたは女子にしておくには惜しい」と漏らす。
慶喜については「そなたの父君には申し訳ないが、あの者が益々好きでなくなった。」
何故かとの問いに「強いて言えばわしの勘じゃ。わしは、これから後徳川宗家の事を考えねばならぬ。慶喜にはそれが無い。それはわしの勘じゃ。」と言う。
次回から益々嫁と姑のバトルが繰広げられる。
この記事へのコメント
ちなみに私は南予は喜多郡の出身です。
この時代において
特に幕府がどのような状態だったかを
描いたものは少ないので勉強しながら見ております。
伝統を守るべきか
伝統を打ち破って改革をなすべきか
それとも己の保身に走るのか
目的は様々なれど、手段としては二極化されてしまう。
文明が進んでも人の本質は変わらないという事でしょうか。
喜多郡の出身とは懐かしいですね。ネットでも出身とか住まいが分ると嬉しいものです。
篤姫も家定に成上りと自白していましたね。それが心を開く切欠に設定してますね。
時代を切開くものは保身に走っては参加できないでしょう。世の中とどう向合っていくか、中々目が離せない世の中でもありますし、参考にできるかも分らない歴史ですね。