インクジェット方式の威力

昨夜の7時からNHK教育でサイエンスゼロの再放送を見た。

3D造形が主題であった。

土曜日の深夜は何時も夜中の目なので本放送は先ず見ない。
面白い番組だと思うのでもっと早い時間にやってくれれば良いと思う。
そして、午後の4時台位にあると子供達も見れるのではと思う。

この立体造形義手津は日本のテクノロジーのパワーは凄いと感じる一面でもあった。
そもそも前世紀の終わりに、経済が停滞している時代に作られたもののようだ。
原理は我々がプリンターで使っているインクジェット方式というのだから驚きだ。
何からでも応用してしまう運用力の凄さに舌を巻く。

日本の凄さはこの運用力に他ならない。
これは1万年のカルチャーの連鎖の末にその最後千年程の閉じられた社会で培われたものに他ならない。
いわば、醸された手法が運用力と感じる。

X線に始まり、様々な透視技術が育っている。
これらが3Dの空間把握に一役買い、必要なモデリングを可能にしている。
日本の携帯電話や自動車を初めとする製造業における成功はこの技術の確立が背景にあったようだ。

元々は建築設計に使われていたキャドが基になっている。
それに透視装置が加わって、現在の3D造形設計に繋がっている。
その設計に従ってインクジェット方式でインクを吹付け整形して、それを何層にも重ねると結構頑丈な構造物になるようだ。

人口骨の場合はそれを移植した後、入替るように作っている。
番組では腫瘍に掛った犬の頭蓋骨に穴を開け腫瘍を取出した後、人工骨を立体造形技術で作り、ケガや手術などで欠損した部分に移植するという試みであった。
半年もすると全て犬の自前の骨に入替っているのには恐れ入る。

ES細胞で様々な臓器を作るという話を聞いてから長いが、この技術を使って仕立てるという試みにも魂げた。
3D技術で臓器の形態を象り、インクの代わりにES細胞の回りをゲル状のもので覆ってインクよりも細かい塊にしたものをインクジェット方式で造形するという訳だ。
ES細胞で毛細血管や必要な構造物がこれで可能になるようだ。


ES細胞を使って拒否反応の全く起きない移植医療が実現する日は近い。

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