日本の金融は3方皆良しを目指し、金融世界標準モデルを作れ

行政も同じなのだが、金融の事を考えると歯痒い。
他の百年以上続く製造業の会社群は現代社会のスピードに同調し、彼ら無しの日本テクノロジーは考えられない。

金融だけは自信が無く、隣の赤い花ばかりを目にして真似ばかりしたがるのがこの20年に他ならない。
その前はと言うと、バブル経済であって借りる必要の無いお金まで貸付、無駄遣いを推奨している。
先ず、付ける薬が無いという話ではある。


幸い日本は米国より20年早くバブル崩壊に見舞われた。
失われた10年と言われたが、癒しに必要な歳月であったのかも知れない。
それにしても金融は情けない。
合併によって、何とか世間体を保っていると言う実情は否めないからだ。


トヨタを始めとする成長する製造業を見るが良い。
彼らは販売額も数十倍に伸ばし、その得た利益で直接金融を行い、自身で金融業を営む者まで居る。
その間、金融業に勤務する若い人々は金融業のだらしなさを方々で聞き居た堪れなかったろうと思う。
護送船団方式で過保護の窮みにあった金融は自身の資本増強の事しか頭に無く、ITでの米国式ビジネスモデルを真似をするのに貴重な真水を使って、結果として延命しかできていないのが現状だ。


米国の金融を見るが如く破綻しないだけましと言いたいかもしれないが、日本の民間企業にとってお荷物と言う他無い。
何が悪かったのかと言えば、自身の資本増強しか頭に無かったという事に尽きる。
資金の提供先である預金者及び利益の源泉である融資先に対する経営改革が皆無と良い程に無策だ。
金融に携わっている方達は「俺達は必死でやっている」と言いたいかも知れないが、輸出企業群が360円でお買上頂いていたものが120円になると言う痛みが分っているのだろうか。

現在日本では対ドル相場が上がらないで欲しいとの声が大きいように思うが、これは輸出企業に金融機関がそう思わせている臥しが大いにある。
輸出企業は既にフレキシブルな対応が取れる企業体質が整っていると言って良いだろう。
そうでなければ、グローバル化した経済で新興国に追い上げられると言う状況に対処できる訳は無い。
寧ろ、金融機関による貸渋りで体力の無い輸出企業の下支えになっている中小企業群の倒産数の多さが問題だ。


預金者には社会的責任として金利を大幅に上げるべきであろう。
輸出企業の360円で売れていたものが120円でしか売れない事から見れば容易いものだ。
第1IT化した現在の銀行で預貯金に占める人員は現在の1%も居れば十分であり、例えば利率が現在1%の所を5%に上げたと仮定しても、人件費99%カットしている訳だから預金者は集金に来なくても4%の利息を取る為にATMに持って行くと考えられる。


次に収益源の問題であるが、現在の金融は安全に貸付けられる先のみを探し、低金利で融資している。
そういう事をしているからリーマンが潰れると大きな経営負担となる事を知らねばならない。
儲け先へのサービスにおける質を換えねばならないと言う事だ。
輸出企業が販売金額が減少した時に第一に考える事はコスト削減だ。


金融におけるコストとは何かという命題でもあろう。
それと金融における社会的責務を果していない故に企業倒産が生まれていて自殺者が3万人を超えて何年になると言うのだろう。
そこらを勘案して輸出企業の行った構造転換を図る事こそ収益源に対する真摯な態度といえる。


それらを実行して日本の企業が持つ3方良しが実現すると考える。


金融機関諸氏、イチローが達成した如くシャパニーズ金融モデル構築に邁進して欲しいものだ。

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