マネーギャング達によって徹底的に叩きのめされるのも

日本は本当に生温い。

生温くないのは製造輸出業のみに見える。
筆者は、只の今まで日本は立国以来千数百年独立を保ち、そのお陰を以って様々な徳を築き、それが宝だと思っていた。
僅か六十数年前までは、資源も乏しく貧しい国家であった。
しかし、憲法第9条のお陰で、国家予算に中での防衛費の占める割合が少なくて済み、敗戦直後の混乱期に朝鮮戦争勃発と言う神風も吹き、その後は20年近く掛ってではあるが、円レートの切上にも耐え成長を続けてきた。
その背景には今回ノーベル賞を4人も輩出した、基礎学問がメカトロニクスを支えたからであろう。


しかし、国内を見渡すに、武士道の基本である「敬」の文字は消え、目の前にぶら下っている人参にしか目に入らない人のみ多くなったように感じる。
今回の株価暴落が筆者の目を覚まさせた。


筆者は、金融が悪い、行政が悪いと書き綴ってきた。
それは人は話せば分ると思い込んでいたからに他ならない。
よく考えれば、日本ほど季節にすれば春夏を過してきた国家は少なく、他国を見れば秋冬が殆どの国家ばかりだ。


韓国タレントが3人自殺したと言う。
その朝鮮半島を見ても、朝鮮族と呼ばれる民族は居るが、隣に中国と言うとてつもなく大きな国があり、それに呑込まれまいとするだけで必死の時代ばかりを過している。
その朝鮮族が安定したのも蒙古が滅び、明を頼って李王朝になってからだ。
明が滅びると宗主国を清に切替え、機敏に生き残っている。


その間にしても日本は蒙古襲来こそあったものの主権国家として居続けている。
欧州にしても然りだ。
ローマ帝国が滅びてからは様々な国家が入れ替わり立ち代り、国境線は定まった事が無いと言って良い程だ。
当然、蒙古に攻入られた時にも相当な範囲で国家群は壊滅した。


その壊滅があって、蒙古が火薬及び印刷技術を伝えた事により、宗教改革が起こり今日の科学万能の基礎に繋げている。
日本でも国内では内乱は度々起り、庶民は貧困に苦しみ、しゃれこうべがごろごろしている日常はあった。
唯、国主である天皇の下、精神的には自立できたのが大きい。


庶民の暮らしが秋冬である貧困であって始めて春夏を願う気持ちが出てくるとしたものだ。
今日、自殺者が毎年3万人を越えている。
これは春夏に慣れ親しみすぎた人々が、ほんの少しの冷たい風にさえ耐えられないと言う事だ。


日系平均は2日で2千円近く下げた。
これによって金融機関の財務内容は大変に厳しいものになるはずだ。
国際世論は資本注入によって金融救済が粗固まりつつある。
今回、資本注入しても前回のような回復は難しいと考える。
前回は日本の底が欧米の天井であったから、V字回復が可能であった。
同じ柳の下に泥鰌は居ないの格言の如く、今回の回復は長く苦しいものになるであろう。


やはり、人間は秋冬を知らねば頭は動かないように出来ているらしい。
今回の金融ギャングによっての東京市場狙い撃ちは日本人に秋冬を教え込む為のものだったのかも知れない。
「平家物語」ではないが、諸行無常の響きと言うのが真実だろう。
繁栄を誇った日本も少し地に落ちた方が良いのかも知れない。


そうして、土筆や筍のように春を待って芽吹くのを待つしかないのかも知れない。


全ては既得権益が分っていないからなんだが。

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