NYダウ12年ぶりの安値、明日1機にマグマ噴出なるか

予測通り、魔の木、金曜日になりそうだ。
NYの下げ圧力のマグマは溜まり続けている。
AIGやGMのクラッシュに見られるように現在の米国経済は悪材料に事欠かない。
底流には不動産価格低落が泥沼化している事に拠る。

このマグマという表現は悪材料と言う意味ではない。
これまで投資家が投資に失敗した落胆からくる損失を少なくしたいと言う願いのエネルギー総和を言う。
これが例えば、本当の急落、NYダウで500ドル/1日を超える下げに逢えば、そのマグマは絶望となってなくなる。
その絶望売りこそが相場における最終盤に見せるクライマックスだ。

筆者が「魔の木、金曜日」を予想するのは希望的観測でもある。
もし、そうでなければNYダウはもっと大きなマグマを溜め込み、更なる悲劇に繋がると信じているからだ。
大暴落が終止符を打っても、ゆり戻しはあるだろうが、長いトンネルが待受けている。
本格的上げ相場に転じるのは気の遠くなる先の話だ。
「魔の木、金曜日」にならなければ、その気の遠くなる先がもっと先に延びるだけの話でもある。

歴史的な暴落の最後は投売りによってその下げ相場の幕を閉じる。
絶望して、これ以上下が無くなるその瞬間にピリオドを打つのだから真に残酷この上ない。
もう少し辛抱していれば、自殺が回避できたかもしれないのだ。

相場の歴史は寸分も狂う事無く繰返されている。
その原因はその主役が人間であるからに相違なく、その犯人は脳にある。
理性的であった脳が恐怖に変った途端、崩落になってしまう。
それは雅にバイナリーな関係しか持たず、コインの表裏が決定する瞬間でもある。

これまでの相場で経験の浅い投資家は悉く市場から逃げ出している。
損を抱えて市場に踏み止まっているのは百戦練磨の兵のみと言って良いだろう。
その脳裏には過去の経験から弾き出された勘が表裏を演じている。

人は恐怖心を抱く動物だ。
いや、動物が自身の生体を維持させる為に持つ本能が恐怖心なのだ。
恐怖心に打ち震える時、ノルアドレナリンが放出され人は戦闘モードになる。
それが続き過ぎると萎縮に入る。

大崩落は多くの相場師のそういう脳の働きによって誘われている。
犯人は扁桃体だが、その正体が分っても人には自身を保全する為に備わっているシステムには逆らえない。
無論、大崩落を齎す恐怖は前頭前野が作り出したものだ。
何故なら、相場の変動は5感には何も訴えていないからだ。

相場を張りたければ、あの羽生永世名人がいみじくも言った「玲瓏」を知らねばならない。


勝負師はその玲瓏を見据えて、次の1手を打ち、後は相手の1手を待つのみである。

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