景気対策について
民主党のマニフェストには景気対策と言う言葉は無い。しかし、二酸化炭素1990年比25%削減と言う目標を掲げた事に拠る経済波及効果を考えると経済は大きく活性化すると考えられる。火力発電から太陽光を電気エネルギーに変換する事業を高速化すれば裾野の広い大きな消費が生まれてくる。
もう1つの切口は渋滞解消だ。日本の都市部は車の渋滞が酷く、これが多くの産業の成長を阻害する要因に他ならない。先般ソウルに90日間ビザなし滞在をしたが、ソウルでは1千万都市であるにも関らず、交通渋滞が殆ど見られない。幹線は大きなもので12車線、細いもので8車線あり、歩行者信号も右折車に渋滞が起きないよう制度設計が為されている。
日本で今更、12車線道路が作れよう筈も無いので当然高架によるバイパスが主流となろうが、田舎の道路よりも都会の渋滞解消の為に道路建設が向かうべきではないか。田舎も高速道路の無い県は作っても良いが、ここ四国ではシルバーウィークでさえ渋滞らしきものは無い現状をみれば都会の方が優先順位が高いと信じる。
渋滞の無い道路整備による経済効果は大きく、様々な物流費の軽減に役立つだろう。太陽電池製造に当ってはITを牽引するDRAMが元々は日立・NEC・三菱が独自に生産していたものをエルピーダメモリに集約してそれでも経営難に陥っている事から教訓を得て、スピード感を増す為にも政府主導が望ましい。
先程の25%を実のあるものとする為には京都議定書において1990年比6%ダウンを実現する為に2000年から今までに9%上昇している事を考えれば、現時点から15%の削減を目指さねばならない。2012年に実現する為には全国全ての火力発電所を太陽光発電所に置換えなければならない勘定だ。
主原料のシリコンはアスベストから供給可能であるから、それを変換製造設備とP型半導体、N型半導体製造ラインを大至急製造するべきであろう。それは電力供給会社のCPを日銀が引受、その連合で太陽電池製造システムラインに結び付けるべきだろう。何れは国際競争の荒波に耐えねばならぬ体制を今から作らねばならぬ。
東アジア経済圏構想も日本にとって大きな経済効果が期待できる。中国を始めとする新興国では大気汚染解消・インフラ整備等が急務であるが自国にそれを供給するシステムが揃っていない。一方、日本ではバブル崩壊以来建築不況が延々と続いている。今回、ダム等の大型公共事業を解消すれば尚更なのだが、東アジア経済圏が出来て、往来が自由になれば建設ラッシュに乗れようというものだ。
他産業も同様で、新興国で良い物ができれば新興国で作り、日本国内でなければ駄目なものも多くあり、大きく経済発展に寄与するものと期待できる。民主党のマニュフェストを実行し、それに多少の色を付ければ新しいダイナニズムが生まれ、明るい時代がやってくるものと期待される。
自民党はこれを凌駕するマニフェストを作り、次の参議院選挙に臨まれる事を期待したい。それが実現出来れば真の2大政党政治へと収斂していくに相違ない。
もう1つの切口は渋滞解消だ。日本の都市部は車の渋滞が酷く、これが多くの産業の成長を阻害する要因に他ならない。先般ソウルに90日間ビザなし滞在をしたが、ソウルでは1千万都市であるにも関らず、交通渋滞が殆ど見られない。幹線は大きなもので12車線、細いもので8車線あり、歩行者信号も右折車に渋滞が起きないよう制度設計が為されている。
日本で今更、12車線道路が作れよう筈も無いので当然高架によるバイパスが主流となろうが、田舎の道路よりも都会の渋滞解消の為に道路建設が向かうべきではないか。田舎も高速道路の無い県は作っても良いが、ここ四国ではシルバーウィークでさえ渋滞らしきものは無い現状をみれば都会の方が優先順位が高いと信じる。
渋滞の無い道路整備による経済効果は大きく、様々な物流費の軽減に役立つだろう。太陽電池製造に当ってはITを牽引するDRAMが元々は日立・NEC・三菱が独自に生産していたものをエルピーダメモリに集約してそれでも経営難に陥っている事から教訓を得て、スピード感を増す為にも政府主導が望ましい。
先程の25%を実のあるものとする為には京都議定書において1990年比6%ダウンを実現する為に2000年から今までに9%上昇している事を考えれば、現時点から15%の削減を目指さねばならない。2012年に実現する為には全国全ての火力発電所を太陽光発電所に置換えなければならない勘定だ。
主原料のシリコンはアスベストから供給可能であるから、それを変換製造設備とP型半導体、N型半導体製造ラインを大至急製造するべきであろう。それは電力供給会社のCPを日銀が引受、その連合で太陽電池製造システムラインに結び付けるべきだろう。何れは国際競争の荒波に耐えねばならぬ体制を今から作らねばならぬ。
東アジア経済圏構想も日本にとって大きな経済効果が期待できる。中国を始めとする新興国では大気汚染解消・インフラ整備等が急務であるが自国にそれを供給するシステムが揃っていない。一方、日本ではバブル崩壊以来建築不況が延々と続いている。今回、ダム等の大型公共事業を解消すれば尚更なのだが、東アジア経済圏が出来て、往来が自由になれば建設ラッシュに乗れようというものだ。
他産業も同様で、新興国で良い物ができれば新興国で作り、日本国内でなければ駄目なものも多くあり、大きく経済発展に寄与するものと期待できる。民主党のマニュフェストを実行し、それに多少の色を付ければ新しいダイナニズムが生まれ、明るい時代がやってくるものと期待される。
自民党はこれを凌駕するマニフェストを作り、次の参議院選挙に臨まれる事を期待したい。それが実現出来れば真の2大政党政治へと収斂していくに相違ない。
この記事へのコメント
CO2 削減が新たな産業になるなどという話はあまり期待しないほうがいいでしょう。導入に巨額の費用が必要になるでしょうから、その余波は、他の消費を減退させるでしょう。一方で大きなマイナスも生じるでしょう。差し引きの結果がどうなるかはわかりません。
夢のような話は信じないほうが良いと思います。
日本で良いものができれば国内が潤うという話は過去のものとなっています。
小泉政権時代、長期に、緩やかに、景気は拡大したと言われていますが・・・ その恩恵は広く国内に行き渡らず、輸出関連企業に偏在していました。
昔とは産業構造が変わってしまっているので、簡単には解消しません。
日本の現状は深刻になっています。
人は余程のインフラ整備が進まない限り集約化は止りません。尤も、韓国のように軍事政権が管理してやれば別かも知れませんが。
現在進行形の形では仰る通り二酸化炭素削減がビジネスにはならないでしょう。しかし、政府の公約ですから八幡製鉄所を作ったような意気込みで政府主導が必要です。その内に、日本の鉄鋼産業の如く成長するでしょうから。
国内だけ見ていればそうかも知れませんが、海外と一体となって成長モデルを作る事は可能では無いでしょうか。
そんなに悲観したものでは無いと考えますが。
でもおいそれと今のどん底不況から脱出できるとも思えません
マニュフェストにこそ謳ってなくとも、国民の一縷の望みから実現した内閣なのですから、多少なりともの成果がやはり期待はされますね・・
不況克服できなくても今の自民党では覆せないだろうね。「あれ程酷いとは思わなかった」と言う旧自民党支持者の声が多いからね。民主党議員は心していれば良いんだが,