行政刷新会議の歴史的意義

昨日、日本のノーベル賞受賞者等、日本の頭脳とも呼ぶべき5人が集い、事業仕訳による科学技術予算の減額に対して「未来への投資への軽視、若手研究者の海外流出」に対する懸念が表明された。中でも理化学研究所理事長の野依良治理事長は「仕訳人達は歴史の法廷に立つ覚悟はあるのか」と言っている。

日本の頭脳とも言うべき人々はもう少し、大所高所に立って現在の文部科学行政にコメントして欲しく考える。何が悪いかと言うのは、多くの独立行政法人で天下り官僚が人体における余分に付いた脂肪の働きしかしておらず、日本の文部科学行政が執行する部分を大きく毀損し、日本カルチャーをメタボリック化させている事だ。

官僚出身者は自らが肥ることのみ考え、真に日本の文部科学行政を担う立場には無く、昔年、戦後日本を経済復興の裏方として評価の高い先輩の顔に泥を塗っている姿に驚き呆れるばかりだ。頭脳の流出及び教育行政の失敗は現在における官僚の罪であるし、日本の頭脳の足を引張っている存在に成果てている姿を自己認識されたい。

文部科学予算の大きな部分がこのような官僚出身者によって毀損されている事実は間違い無い。日本における科学関係でノーベル賞を獲った人々は薄給であり、研究費も少なかったように受止める。唯一の例外がカミオカンデを使った小柴昌俊博士位のもので、多くが天下り、渡りの財源と化けている姿が腹立たしい。

国立大学が独立行政法人となり、それを駄目にしている張本人も天下り、渡りと言わねばならない。経営の為に送込まれたはずの彼等は、自身が育まれていない故の真の教育を知らず、日本の頭脳に足を引張っているしか機能せず、それで居て高給を貪り、青年達は大学を卒業しても行動できない若者を多く排出する要因となっている。

そういう意味合いから言えば、今回の事業仕訳は科学と言う普通人からすれば神の領域とも言える場所にその腐臭を感じさせたと言う歴史的役割を果し、真に日本における科学の地位を高めたとすれば歴史的意義は高く評価されるのではないか。科学の現代社会における役割は未来への覗き穴に他ならない。

その覗き穴から我々人間の本質とも言えるべき脳の姿が垣間見えようとしている。その研究成果は、まだ東洋哲学に遠く及ばず、それこそが脳科学研究の道標と成り得ると信じる。そこに曰く、「志、持つ為に学び、堅固にする為に学ぶ」と。日本の頭脳と呼ばれる先達の多くは、志のみにて成果を達成している。

そこに教育の原点があるのではないか。そうして、それを教えていない故に、現在の官僚達が恥も外聞も無く国家の白蟻然としていて、大きな顔をしているように感じる。教育において何を教えなければならないかと言う問い掛けに対する答えはそこにあると考える。


野依さんの声に敬意を表したい。
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