農業再生について

政府補助金や農協を頼りとする農家は消え去るのみである。

昨夜、道後温泉のお湯につかりながらある古美術商をやっている人から良い話を聞いた。

愛媛はみかんと言うけれども、買いたくても買えないみかんがあると言う話だ。

ある銀行の頭取が、ある宴席でとても美味しいみかんを食べたという事だ。
早速その翌日、行員に命じて、そのみかんを探させたと言う。
幾ら探しても見付らないと言うのだ。
見付らないのも道理で、そのみかんを作っているみかん農家は予約数量しか作っていないからだ。
探しに探してそのみかん農家に行き着くのだが、幾ら高値を出しても、在庫品は売約済みだから売る訳にはいかないと言う。
欲しければ、翌年のものを予約しろと言われる。
見本を食べさせて欲しいと言えば、1個のみかんが出てくる。
それは紛れも無く、宴会に出ていた美味しいみかんだった。

古美術商が何故そう言う話を知っているかは、推測するに、古美術を収集する金持ちのみかん農家だからだと推測できる。
話に寄れば、その農家は作付する土地も吟味し、その土地に施す肥料も人が食べようなものであると言う。
そうして、幾ら出しても欲しいという消費者にしか売っていないという事だ。

古美術商はこうも言っていた。
そういう人は5年、10年先に何が売れるか、今から準備をしている。
儲かるものは、人が真似をし、真似をされたら儲からなくなるということだ。
儲けている商売人なら誰でもやっている事だ。

日本の農業を悪くしたのは、農協であり、それを集票マシンとして使った政治屋に他ならない。
票欲しさに、農家を甘やかし、工夫しなくとも食えるようにした政治が農家を駄目にした。
自民党の農政族が駄目にした訳だ。

TPPに加わって、農産品を自由化した時に、農業をどうするかのヒントがここにはある。


先ずは「運用力」のある農家の育成が肝要である。


教育改革の議論なくして、農業の再生は望めない。

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この記事へのコメント

blocru
2011年11月12日 13:59
はじめまして。

確か、フランスの穀物農家で収入の80%、アメリカで50%が国からの補助金だったように思いますが…
2011年11月12日 22:08
blocruさんようこそ。
補助金漬も良いですが、それよりも自立できるならば、自立した方が良いに決まっています。農業の歴史自体、他の国とは比較にならない堆積を持っているのですから。

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