NHK大河ドラマ第26回「篤姫(嵐の建白書)」

世継ぎ問題はお家騒動に他ならない。
それも大奥を巻き込んでのお家騒動だ。
これもそれも幕府の財政難からきているのは百も承知だ。

享保の改革には成功したものの、寛政・天保の改革に失敗した幕府は財政難だ。
殊に天保の改革では水野忠邦の「西の丸」のうめき声が恨めしい。
西の丸は篤姫の居た大奥だ。

水戸斉昭が倹約を言うと嫌われたが、水野忠邦は嫌われる所か鳥居耀蔵に裏切られ、寂れ長屋で罪人として死んでいる。
どればかりか大奥の奢侈を恨みに思ったか余りある。
そんな事はものともしない本寿院の厚かましさは徳川幕府を奈落へ落としているのは論を待たない。

そんな事は関係なくドラマは夫婦の温かい語らいで始まった。
温かい雰囲気もそこそこに、ハリス及び世継の件、篤姫に「そちの立場も苦しくなったのではないか」との問いに、
「慶喜公をお世継に」と改めて願うも
「そちは慶福が良いと言ったではないか」と言い放ち部屋を出る。

江戸城の表裏で世継問題が喧喧諤諤。
沈み行く船が何時までも続くと思って、井伊直弼と本寿院は盟約を交わす。
財政の傾き等どうでも良いのだろう本寿院にとっては。
贅沢ができるのがこの上ない喜びなのだろう。
斉彬が幕府に「建白書」を提出し、それが井伊直弼と本寿院の知る所となり、炎がメラメラ。

ある日、昼間に家定から篤姫に呼出が掛る。
家定は餅を焼いている。
「この間は悪かったのう。ハリスの件どうするか迷って居る」と家定。
篤姫は「国を開いたら宜しゅう御座います。外国がどうなって居るか知りとう御座います。自分の気持に嘘をついておりました。」と。
「御台らしくなったのう。堀田が京へ行くそうじゃ。」と家定。
焼けた餅を篤姫に「食してみよ。」と奨める。
篤姫は「私は決めました。心の赴く侭に。」と。
「兎に角餅を食べよ。堅くならぬ内に。」と。
「おいしゅう御座います。」と篤姫。
「旨いのお」と家定。

一方薩摩では尚五郎が「帯脇 清廉」の名前を斉彬から頂く。
いよいよ小松帯脇の登場だ。

西郷は斉彬の蜜命を受け、慶喜擁立に働くも失敗する。

「朝廷から勅許が下りなんだ。」と家定。
篤姫は家定の問いに答えて「私はこの時代に生れて幸せで御座います。異国の者と触れる事ができる。」
「人と人の仲が同じく。」と。
「わしは鳥になりたい」と家定。


時代は否応なしに夫々の運命を抱えて回転していく。

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