有名であるが故の悲劇

藤原紀香離婚かと言うニュースには驚く。
優等生で名高い紀香は離婚しないであろうと言うのが世間で一致した見方ではあった。
それにしても、芸能人の離婚率が高いのは有名税なのだろうか。

そう、有名税に違いない。
我々庶民であれば一生掛っても稼げない額を軽々とコマーシャル1本で稼ぎ出すその姿が離婚の土壌を育んでいる。
そもそも、結婚とは一体何なのだろうか。
一般人の男女の未結婚率が鰻のぼりに上がっている事も事実だ。

生命体にとって子孫を残す事がその存在を支えている。
というよりも、DNAが延々とバトンタッチをする事がDNAに組込まれていると言った方が早い。
実は、この肉体はDNAの奴隷に他ならない。

DNAは自身を存続させる為に神経細胞を作り、中枢神経を作った。
その最進化形が我々ホモサピエンスそのものに相違ない。
その中枢神経の働きによって、我々は飢餓から離脱し、その中枢神経の興奮を追い求めている。

その追い求めるものを手軽に手に入れる手段としてマスコミが進化しているという事だ。
多くの人は自身のストレス解消の手段としてマスコミを利用している。
紀香はその中で優等生であり、今の話題はWBCが独占していると言っても過言では無い。

詰り、紀香はその一挙手1頭足を1千万人以上の目に晒されている訳だ。
人間にとって最大のストレスは孤独だ。
誰からも注視されない寂しさは多くの人々の共有するものだ。

マスコミによって仮想共同体としたいが為にマスコミに人は駆り立てられる。
元々牙も持たず移動も俊敏でない人は1人では生きてはいけない存在として繁栄してきた。
集団を形成して、リーダーを持って他の巨大肉食獣でさえ食餌にしてきている。

大脳の働きは人から集団である必要を奪い去った。
集団は集団なのだが、個としての自身が埋没してしまうようになった訳だ。
個としての存在は大きな集団のリーダーとしてのみある。

殆どの人々は自身を見失い、仮想の空間に自身を置く事によって自身を保っていると言って過言では無い。
数十年も昔、多くの人々が巨人・大鵬・卵焼きや紅白に埋没した。
紀香は現在のそういう対象の1人に違いない。

注視される事で、緊張を強いられ通常人感覚が失われているのだ。
通常人感覚と言うのは長年のDNA連鎖で培われた感覚である。
それは、感覚受容器で受取った刺激をそのレセプターで電気信号化され、臭いは臭丘で処理されるが他の感覚は視床で夫々編集され、夫々の1次感覚野に送られると共に扁桃体や小脳に送られる。

前頭前野に送られてくるのは夫々の連合野での処理が終った後になる。
理性の役割を果すのが前頭前野であるから、結構長い(1秒より遥かに短い)時間本能に翻弄されている事になる。
これが不測の事態を引起す事になる。
DV等はこの短い期間に瞬発的に起きていると言って良いだろう。

文明人の不幸の大半はここで起きている。
犯人の大半は帯状回・偏桃体・海馬という辺縁系と呼ばれる部分で起きている。
多量の情報が交錯し、前頭前野が登場する前に切れる訳だ。

全身に受取る情報の多い芸能人は爆発しても当然と言える。
先程亡くなった飯島愛もその被害者に相違ない。
今度は紀香と陣内がその憂き目に合うという訳だ。

麻生総理の辛抱強さにも感心する。
政治家に求められるものは前頭前野そのものであるに違いない。
情報も必要だ。

しかし、自身がその情報を使えるようになるのは長い時間が必要となる。
知識を入れても棒読みしかできないのがそれだ。
小泉元総理の郵政民営化構想は数十年の時を経て実行に移されたからこそ可能になった訳だ。

それと、学びの態度が常にあるから竹中平蔵慶応大学教授の支えもえられたのだろう。
我々は前頭前野を鍛える必要がある。
それこそが辺縁系が生み出す津波から身を守る唯一の手段だからだ。

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