自閉症療育とは

昨夜、久々にNHK総合夜10時から「プロフェッショナル仕事の流儀」を見た。
昨夜のテーマは「プロに学べ!脳活用法スペシャル(これが"育て"の極意だ!)」と、多少興趣を引いたので見た。
茂木さんに言わせれば脳は自身を機能させる事、詰り考える事を望んでいると言う。

言われてみれば、なるほど納得なのだが、これの障害が自閉症に他ならない。
そうしてその療育は脳機能を使わせるようにする事が基本となる。
「言葉を覚える」「集団行動に慣れる」と言う結果でなく、その源流である脳機能を活性化させる事が本義でなければならない。

自閉症の場合、脳が発達不全の為、普通に脳が使えない状態で生まれてくる。
巧くしたもので、脳はその主な構成成分である神経細胞の最大の特徴は可塑性にあるという事だ。
可塑性と言うと分り難いだろうが、何にでも使え、用途を問わないという事だ。

しかし、自閉症の場合その容量が少ないと言うハンディキャップは否めない。
それを補って余りあるのが大脳皮質の皺が深いと言う事実だ。
これは、回路不全の原因のように言われているが、そうではなく容量不足を補う為に大脳の表面積が増えた結果と取る方が分り易い。

脳の中がどうであれ、療育で心掛けねばならない事は脳が自身で望む姿を創る手伝いをして上げる事だ。
それは茂木さんが言う、脳の機能、考える人間にする事に他ならない。
それに成功している姿こそアインシュタインでありエジソンなのだ。

保護者や支援者は環境になるしかない。
健康な人間でさえ、茂木さんは答えを教えない事が秘訣と言う。
詰り、「考えろよ」と促す事こそ教育の原点という訳だ。

ここで主張したい。
普通児を育てるのと同じ感覚で、しかし普通児よりはもっと辛抱強く接する事こそ療育の基本だ。
脳科学者茂木健一郎氏は流石に良い事を言うと昨夜は感心した。

以下のリンクに自説も交えながら、昨夜の放送テーマについて論じていきたい。

あえて教えない
ひたすら待つ 但し観察しながら
芽を見つけたら、その時、本気でアクション
自発性の回路を育め
「安全基地」になる
後悔の勧め

以上は脳機能正常者に対して育むメソッドなのだが、改めて自閉症療育においての重要性を認識する。
1年近くに及ぶ脳神経科学の学習は無駄ではなかったと改めて感じる。
保護者・支援者は明るい未来を信じて頑張って頂きたいものだ。

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