10年後の二酸化炭素排出1/3削減はそれ程難しくは無い

経団連は1990年度から25%二酸化炭素削減と言う目標に震撼としているようだがそんな難しい数字では無いと考える。例えば、年率2%で経済成長したとすれば経済規模は現在の約1.22倍になる。現在の経済状態で鳩山総理の公約を換算すると1/3の二酸化炭素削減だと言う。それがそんなに難しい数字なのか検証したい。

現在の二酸化炭素排出源の殆どは石炭や石油の燃焼に伴うものと動物が呼吸によるものに分けられる。動物の排出するものは葉緑素の光合成によって酸素に変換されるが、化石燃料を燃やして排出される二酸化炭素を削減しなければならないという訳だ。楽観的に過ぎるかも知れないが、現在の排出は例外を除いて無くなるだろう。

石化燃料による二酸化炭素排出は10年後には殆ど無くなると考える。手順として手に入り易く環境に優しい材料での太陽電池開発が求められ、その量産化に掛ける時間として10年は現代の科学技術の進化速度から言えば長過ぎる程の時間だ。太陽電池の基本構造はP型半導体、N型半導体から構成されている。

半導体の原子は太陽光に当ればプラス原子とマイナス原子に分か れる性質があり、マイナス原子はN型半導体に、プ ラス原子はP型半導体に集まる。二つの半導体に分れた原子の間には電圧が発生し、電極となった二つの半導体に電線をつなぐと電気を取出せると言う仕組が太陽電池だ。この主原料は安価で豊富な珪素であるのは喜ばしい。

珪素と言えば、「何」と聞かれそうだが、粉塵被害で有名なアスベストの主成分の元素だ。捨てる程に豊富にある原料を使って実現される太陽電池だが、それが安価になる為にはP型半導体、N型半導体の大量生産が必要だ。大幅な二酸化炭素削減を実現する為にパソコン半導体以上の国際競争が懸念され、それに向けての政治主導が重要となる。

「鳩山イニシアチブ」と銘打たれた今回の国連環境首脳会議における総理演説を実現する為に全力を上げねばならない。大規模大量生産の為の設備投資に向けて国は建設国債を発行し、工場建設企業を公募し、該当企業が先行投資可能な融資を行い、利子補給を国策としてするべきであろう。太陽電池が廉価になれば火・原子力発電所も要らなくなる訳であり、安全で安心廉価な電力供給が可能となる。

現在の各家庭での太陽電池パネル設置は太陽電池廉価化で一時的なものに終るはずだ。発電量も現在のものと比較しても随分増加し、産業用エネルギーも電化されるに違いない。もう1つの二酸化炭素排出要員である自動車も10年後には全て電気自動車に切替るであろう。総理の25%削減発言は決して夢物語ではなく、政治主導でこそ実現できる課題に他ならない。


鳩山・菅の理科系政治家が発信する政策から目が離せない。

"10年後の二酸化炭素排出1/3削減はそれ程難しくは無い" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント