円高は止らない

円は独歩高を続けている。輸出関連企業からは悲鳴が聞こえてくるが、まるでお構い無しだ。それもそのはず、日本は対外純資産が2位の中国を100兆円も引離して260兆円を超えて保有している。少々の財政赤字があろうとも外国から見れば日本は金を貯め込んでいる訳だ。この裏には民間企業の涙ぐましい努力がある。


昨年度の民間大手企業のコスト削減総額が65兆円を超えている。それに引換え行政は今流行りの事業仕訳で露顕している如く、削減所か自らが税金を貪っている姿が透けて見える。それも政府のトップセールスが外国勢に負けている状態を見れば、如何に民間企業が頑張っているか押して知るべしだ。自民党の駄目さ加減は目を覆わんばかりだ。


民間企業はコスト削減した結果として60兆円の投資流動性を確保している。それを世界戦略に向けて着々と投資に振り向けている。民間は倒産すれば、路頭に迷うだけなのだが、行政は増税をして歳入を増やせば生残る。この官民の意識差がこの国の将来を暗澹と感じさせている。政治家・官僚・金融マンよ確りせよと言いたい。


円高が進めば行政・金融コストはドル換算して大きくなり、幾ら民間企業がコスト削減に励んでも海外企業との競争力が低下してくるのは否めない。只でさえ法人税が40%と海外企業と比較すれば高いのだ。そのせいか気になるのは、様々な事業施設の海外移転による雇用の減少に繋がっている点だ。


行政はともすれば失業対策を口にするが、口にするのみで実効は民間任せに見える。このコスト高の行政・金融はこの国には要らないと考えるが如何。反省し、自身の存在意義を改めて考え直してこそ存在意義が生まれるというものだ。それが進めば円高は益々高騰するだろう。しかし、それこそが真の国富ではないか。

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