テーマ:育児

自閉症者の自立

保護者の想いは「この子を残して死ねない!」という声を多く聴く。 しかし、教育と支援環境を改善する事によって大きく変ると言いたい。 その第一歩は自立支援法の成立である事は間違い無い。 自立の為には自身と保護者が自身の障害自覚が最重要課題には違いない。 真の第一歩は本人の歩みであり、それがあってこその教育・支援環境が力を…
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大きな飛躍を夢見て

前述した小脳と言うスーパー記憶庫を使えない自閉者は変幻自在な対応は不可能だ。 しかし、前節で説明したように種だけ与えて静かに見守って成長を待つ事が最大の成果を生むようだ。 それが待てず、色々と試行錯誤している事が様々な失敗を生んでいる。 稲の生長を待つお百姓さんの如く、雑草を取り害虫を駆除し水不足にだけ注意して待つ事がコツなん…
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自閉症の成長とは

自閉症とは小脳に動作回路が格納されていない為に分らないという自覚症状を持つと理解すれば分り易い。 見えなければ盲であり聞えなければ聾となる訳だが、健康な人々の世界で暮らすには同じような情報障害と言えよう。 盲や聾と異なるのは感覚器官に不具合が無く、人から見てどうして分らないのか理解し辛いのが特長だ。 盲は視覚野、聾は聴覚野をその役…
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社会性を象る脳の仕組

人間は社会的動物と言われる。 これは人間のみでなく、脳に小脳を持つ動物全てに当てはまるようだ。 人は狩をし、農耕によって食物に困らなくなる事によって繁栄を謳歌するようになった。 稲作は1万年前に揚子江流域において倭族によって始められた。 この稲作も社会性無しでは成立たず、今でこそ機械化が進み3ちゃん農業と言われているが、当初…
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小脳の働き

前の節で書いたように毒とか鎧のような特別な武器を持たない哺乳類が進化したのは小脳を持っていた所以だ。 この小脳のお陰をもって次節で述べる社会性を持ったのは疑いようも無い。 ここでは小脳が社会性に寄与する機能と社会性の基礎とも言える生後直後における母子の関りを例に小脳の働きを見てみよう。 小脳の権威小松正男博士は「人間の脳には“…
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プルキンエ細胞

プルキンエ細胞は細胞としてはお化け細胞というべきものだが我々の受精卵から細胞分裂してできた細胞には違いない。 原初、最初の生物はアミノ酸が結び付いてRNAを象り、それがバクテリアとして生存したのが我々生命の始まりであった。 様々な環境の下でバクテリアの進化が行われ、現在も葉緑素に取込まれて生きているシアノバクテリアが生れ、その代謝に…
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自閉症は小脳の容量不足が原因だ

これまで自閉症の障害について述べてきたが、この章ではその根本原因に付いて述べたい。 自閉症者は小脳において動作回路のコピーを担当するプルキンエ細胞の密度が低い事から起きると考えられる。 生体自身がその生命活動を維持する為の動作回路は無数にあると考えられる。 そして、その生命維持に必要な動作回路のコピーさえもできない子供は死産す…
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その他の障害

3つ組よりもその他の障害の方が深刻だ。 それは多動・感覚異常・睡眠異常という症状で顕れる。 多動はじっとして居られず動き回る症状だ。 何をしていても落着かず、何か遊んでいる内は良いが促しても何もせずに困ってしまう事が多い。 この落着かない症状は3つ組とも関係が深く、基になる記憶がない為に探しているとも考えられなくもない。 …
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イマジネーションの障害(思考や行動の柔軟性の発達が未熟で、拘りが強い)

思考や行動の柔軟性が低いのは、思考の基になる材料が少ないと言うことだ。 健常者は人の中に居て、夫々の真似をする事で小脳にその動作コピーが保存されて思考の基礎となっている。 反面、自閉症者は小脳に蓄える事ができないので大脳に繰り返しで覚え込んだ情報のみが頼りで思考している。 イマジネーションが湧かないはずだ。 アインシュタ…
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コミュニケーションの障害(相手との相互的な意思疎通をはかることが困難)

意思疎通を取る程難しいものは無いというのが実感だ。 健常者にしてそうだろうと考える。 自身の意図したことを伝える事の難しさは誰しも経験する事だ。 健常者の場合、以心伝心というツールを持っている。 相手の目を見、表情を慮る事によって相手が何を望みそして考えているかが薄っすらとでも理解できるからだ。 何時も会っている人同士なら…
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社会性の障害(対人、社会面で適切で相互的な関係をつくることが困難)

対人、社会面での適切で相互的な関係は定型発達を遂げていれば難しいものでは無い。 例えば小学校で鉄棒を習うことを思い浮かべてみよう。 先ず、体育の先生が手本を示す。 定型発達の児童は難なく何回かの試行錯誤で真似をするというやり方を以って成功する。 しかし、自閉症の児童は真似ができない。 その1つひとつの筋肉がどういう力の…
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3つ組について

3つ組はイギリスにおいてアスペルガー症候群をウィングが発表した時に紹介された。 ウィングはアスペルガー症候群をその名で紹介するのではなく、自閉スペクトラムの一端である高機能自閉症の1つとして紹介した。 自閉スペクトラムに共通する性質として3つ組は市民権を得て、それをもつ事が世界標準の診断基準となっている。 3つ組は社会性・コミ…
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自閉症とは何か

自閉症という言葉は一般の者には馴染が薄いのみでなく、薄気味悪い印象すらある。 先ず、自閉症診断の時に見分けに用いるローナ・ウィングが提唱した3つ組から紹介するのが分り易いと考えるのでそこから始めよう。自閉症の3つ組は社会性・コミュニケーション・イマジネーションの障害の事を言い、その現れる症状は人夫々である。 人夫々に異なる症状を説明…
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広汎性発達障害を書き終えて

講演の最後に聴衆に対するメッセージとして以下の3項目を挙げた。 ○ 発達障害とは成長する障害であり、生き生きと生きることが障害されるようであってはならない。 ○ 障害への対応とは、どんどん出来る事が増える事、問題を克服していく事が目標では無く、生きることへの安心感の獲得が重要なのではないだろうか。 ○ 「生きること」、それを個とし…
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よりよい協働を目指して

講演では互いの職場・職業を知り、現場の動きを知る事から互いの専門性を尊重し、役割分担を明確にする事と児相・校務分掌・加配・AS等各々の現場でしか通用しない言語使用は世界も広げず理解も深めないという理解の基に共通言語で話ができるよう対話に気を配る等の配慮をして、批判する前に先ず「大変だね、ご苦労さん。」と声を掛合い、協働を自分自身の為に始…
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協働を定義する

講演では3つの協働・連携・対等性についての定義が行われた。 協働とは、非力さに気付いたものが必要とする。 連携とは、複数の者(機関)が、対等な立場での対応を求めて、同じ目的を持ち、連絡を取りながら、協力し合い、夫々の者(機関の専門性)の役割を遂行する、対等に近い関係が生じた時点で、多くの課題は消滅する。 対等性が保証されて…
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日常の子供を巡る様子

講演では日常の子供を巡って保育・教育サイドと養育サイドでの見解の相違を取上げ、衝突・悪循環からの打開して連携して療育するよう求めている。 保育・教育側から養育者側に対して、躾・養育姿勢批判・学習指導の徹底した要請に対する責任追及、医療その他へ速やかに相談に行くように指示する等疾病性としての認識、専門機関の少なさ・予想外の展開・衝突…
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子供が抱えている事柄

講演では子供が抱えている事柄、詰り子供は自分にある「医学的名称」に困っているので無く、自分が思うように行かない事、周囲から期待されている事が適わず、巧く出来ない事に「困っている」ので、その意思伝達に「学校」という場が選ばれる事が多く、学校は子供の「社会」であるという事実に困っているという事だ。 こういう風に言われるが、些か違ってい…
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コーディネーターの視点

講演ではコーディネーターが子供理解からの対応・戦略を保育・教育側と養育者側の調整を行う形で支援すると言う事であった。 保育・教育側に対してはポジティブな評価・疾病勢の解説・戦略の企画・事例性の理解・機関組織の凝集性の促進等を通じて橋渡しの要請を受ける。養育者側に対してはねぎらい・事例性の支持・情報提供・疾病性の説明・対応のヒント等の支…
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本人への説明、告知について

自閉症者といえども社会の1員である事に変わりなく、その特別な症状があるのに支援という名の基に同じ人間と言う理屈を付け勝ちなのを改めて確認したい。自身の自覚は当然コミュニケーション障害と言う名前が示す如く、空気を読めず同じ社会の1員とは夢にも思えないのが現実に相違ない。 理解の乏しい人々によって、同じ人なんだからと寄添われても却って…
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本人への説明、告知についてその3

講演ではこの国が持つ被害者・弱者・貧困・障害といった分野への暖かくない眼差し、排除しようとする風土が障害観に対する社会の理解度や医療・療育・教育サービスの貧困さを生み、それらは家庭内意見の不一致を促し、合併症・診断確定の困難さ等が相俟って専門化同士の情報交換・共有の程度を低くする告知を阻む風土の存在を述べている。 この国の風土であ…
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本人への説明、告知についてその2

講演では告知の判断基準として親子夫々の状況について言及した。 親の状態として、子供へ伝えたいと実感しているか、親の支援技術力と家庭における具体的支援力は充分か、両親の告知における意見の一致は為されているか、親を支援する場所の確保等について言及している。一方子供の周囲として、学校環境、専門機関の利用の確保、子供が知る事の社会的メリッ…
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親の心情

講演では親との接し方と親の心情について以下の如く解説があった。 我子が発達障害に掛ったというショックから始まり、否認・拒否、怒りと悲しみ、原因の究明と解決策探しを経過して、抑うつ状態にまで至ると言う障害に対する向合い方の状況を察しよう。又、そういう状態の保護者をモンスターペアレントと呼んではいけない。そして障害受容について、その子…
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問題の個人化からの脱却

ともすれば「どんぐりの家」に出てくる圭子や清のような子供達を前にして、その子特有の個性に圧倒されて、問題を見過し勝ちであるが、問題解決して法則化エンジンに繋げていく為には問題を個人化するのでなく、そのアイコンタクトを取れないとか覚えの悪さにヒステリーを起こし勝ちな個性を冷静に抽出する態度を持たなければならない。 医療や学校は当然、短い…
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子供の状況の枠組みを共有化

講演では問題の個人化からの脱却の具体案として以下が提示された。 奇異でも特別でもなく、「存在する事」を前提にした特徴を知る事で、その人の1部の行動が説明し易くなり、その医学的事実(或は診断)を活用して、その子に対する全体像を理解を深める為に、個人を規定する特性のひとつの情報としての医学的知識を提供する事。 又、クラス、学校で…
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子供は人間関係の歪みから受けた生き難さを、別の情緒的症状で示そうとする為その意味を探る努力をする

講演では4つの症状について紹介があった。 第1は入場券としての症状で、明確な自閉症の主張であろう。健常者であれば他者の様々な仕種に対してミラーニューロンが反応する所を、全く無反応という症状を示す。 第2は危険信号としての症状で、予測が付かない状況においてパニック症状を呈する。健常者であれば、初めての事でもミラーニューロンの働きで…
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問題への着目点のパラダイム的転回

講演では、問題はその子個人にあるのではなく、その子を含むクラス全体の関係性にある。問題視される子供がいるとすれば、その子にそうした位置を提供した状況がある。 その子の現在の状況は、そうしたその子を含む人間関係の歪みの現れとして理解する。 問題を「どうしたら解決できるか」という問いから「何故問題に見えるのか」、「誰にとって問題なのか」…
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解決を急ぐ姿勢と対策としての「学校の医療化」

講演では分らない侭にしておけないので、その発生機序を子供・養育者・担当者夫々の立場から探ろうとする。 その子にある発達障害かどうかという特性の有無、モンスターペアケンツかどうか養育態度の点検、関与の実態を生涯教育の観点から点検等だ。 何処かに回答(犯人)がある(いる)という信念から問題の個人化へ向かうのが止められない実態。 そ…
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子供の「わからなさ」への不安

近頃の若い者はと年いった人々は良く言う。ましてや、宇宙人とも言われる発達障害を抱えた子供達に対して「わからなさ」が募っている。それもお母さん方に多いように思われる。 すぐ傍で養育をしていて、息子や娘が他の子供達と異なるのを見て戸惑っている。 まだ、自身も障害を体験していると、冷静に子供を見守っているようにも見える。しかし、他…
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子供の「わからなさ」への不安、その2

講演では子供の「わからなさ」への不安に対して4項目が挙げられた。 ○ 不確実なまま、分らない侭にしておけない。 ○ 子供に関る大人、専門職を持つ大人として、子供の事は理解しておかないといけない。 ○ 問題発生時の責任の所在。 ○ 本来、人の心を全て理解する事など無理という事実は棚上げされる。 この4項目に対して、この執筆者…
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