よく考えよう

アクセスカウンタ

zoom RSS 日本人の気質を求めるその九(カルチャー:下落)

<<   作成日時 : 2007/02/17 15:54   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

折角出来上がった自由な心も江戸と明治の三百年に壊されてしまった。

江戸は未だ良い。
それまでの一向一揆の勢力をそぐ為に寺社奉行を創り、鎖国までやった。
結局は政権崩壊が民衆による社会基盤崩落現象が決めてとなった明治維新に繋がったのは皮肉でもある。

ともあれ、江戸の始まりを見てみよう。
時代は豊臣秀吉の検地・刀狩に始まる。
この政策のよって来る源は一向一揆の撲滅を目的としたのは異論ないであろう。
信長・秀吉は言うに及ばず、足利幕府の力を殺いだ一番の力が一向一揆を中核とした国一揆であった。
国土は荒廃し、入るべき年貢は滞ってしまうという状態では、如何に権力集中していても滅んで当り前だ。

その轍を踏むまいと徳川幕府は鎖国まで踏み切った。
そして、精神支柱に朱子学を持ってきた。
しかし、それまでに培ってきた自由な精神が今の日本を象ったのが日本の幸運であった。

例えは隣の韓国を見てみよう。
文化水準は陸続きなだけに陶芸1つとっても歴然なのだが、朝鮮半島は中国の政権交代の度にカメレオン宜しく色を変えなければならなかった。
故に、朱子学を政策運営の為に同じように国学に定めたがその中を流れる精神が異なった為に戦後復興の違いとなったのは忘れ得ない。
陽明学に対して日本と李氏王朝の自由度の違いが明治のダッシュに繋がったと考えられる。

又、最近の江戸ブームの大本はこの精神の自由が齎したものに他ならないのだ。
現在社会を席巻しているマネーの概念だって江戸時代においては当り前であった。

大阪の米相場はシカゴの先物市場に先駆けているし、和算の関孝和・エレキテルを発明した平賀源内の名前を出すまでもなく日本は世界の最先端をいっていたのは間違いない。
一番遅れているという自覚のある医学でさえ花岡青洲が世界初の麻酔を試みているのはご承知の通だ。

その上に仏教という魂を呼び覚ます論理によって確定したと言える。
江戸時代にも幕藩体制の締め付けにも負けずに白隠禅師という巨人が居た。
連綿と続いた思索の連鎖は実存哲学を更に練り上げたのだ。
それによって江戸町人文化が花開いた。
白眉は西欧の文明革新原動力となった浮世絵であろう。
その浮世絵は、ゴッホとかセザンヌは言うに及ばず、仏教思索の連鎖によって実存哲学の夜明けを導いた原動力となったのも無視できない。
又、現在の経済危機に参考にしている上杉鷹山とか二宮尊徳をも生出して現代社会に大きな影響を与えている。

それもこれも自由な気質が原動力になっている。
忘れてはならないのはこの自由な気質は万葉集の時代から見る事ができる事だ。
日本のこの美しく過し良い国土がこの気質に大きく寄与していると言えるだろう。
現代社会を苦しめている社会の窮状は日本国土が本来もっているべき自由な気質を江戸・明治・昭和と四百年の締付けによって培われた自己否定の精神に他ならないと考える。
苛めや自殺の増加はこれに対する反抗ともいえる。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
「日本人の気質を求めるその九(カルチャー:下落)」について
「日本人の気質を求めるその九(カルチャー:下落)」について Hbarさんの以下の箇所について共鳴します。 >現代社会を苦しめている社会の窮状は日本国土が本来もっているべき自由な気質を江戸・明治・昭和と四百年の締付けによって培われた自己否定の精神に他ならないと考える。 苛めや自殺の増加はこれに対する反抗ともいえる。 ...続きを見る
まじめ人間のつれづれ日記
2008/02/13 12:49

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
日本人の気質を求めるその九(カルチャー:下落) よく考えよう/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる