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zoom RSS 日本人の気質を求めるその十二(カルチャー:奇跡の武士道)

<<   作成日時 : 2007/03/31 06:28   >>

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十姉妹の獲得した文法論議から始まったこの日本人の気質論議もいよいよ大詰めである。
兎に角、奇跡の連続で我々は武士道魂を手に入れたのは間違いない。

我々の文明を説明するのに仏教・朱子学は避けて通れない。
それらは日本のみに伝わったのではなく、当然のことながら四散している。

結果は、日本のみで成熟し武士道にまで高まっている。

何が奇跡を引起したのかこれから論じる。

第一要因は地理にある。

ユーラシア大陸と玄界灘を隔てて位置している。

世界を席巻した蒙古が二度の遠征を試みたが、結果として失敗している。
それでいて、四季に富み大きな人口を抱えるだけの土地を有している。
又、ユーラシア大陸の東端が朝鮮半島であった事が止めだ。

これで第二の要因倭族の大量流入を受入れる要件が整った。

「皇室の始まり」で述べたが、倭族が最終的に呉によってその発生地である揚子江沿岸を前五世紀に追われた時、大量難民として陸続きで唯一の黄河文明の息の掛っていなかった南鮮に逃れた。
先程の地理的要因から類推すれば一万年前に稲作文明を築いた大量の倭族が日本列島に浸透してきたのは想像に難くない。

これで、以降仏教及び朱子学の受入れ下地が整った。

三番目は朱子学の成立だ。

朱子学が生まれた宋は現在の日本と同じく文治政治の国家であった。
即ち、お金で平和を買っていた。

そういう政治を長年続ける内に中国全土であった支配地域が南宋となり、国が縮んでいった。
今の日本が半分他所の国になってしまうような状態だ。

その嘆きが周濂渓を始祖とする宋学を理想主義に走らせたものと思われる。
同時に経済を繁栄させていた新興市民層の権力との癒着で退廃した仏教や道教を超える哲学として朱子学が成立した。
雅に現代日本が混迷の度を深めている様を彷彿とさせる。

朱子学の根付き方にも偶然が寄与している。

中国や朝鮮半島では蒙古の支配が終わった時、科挙の正式科目として登場した。

日本では遅れる事四百年経って、八の「下克上」で紹介した自由な心の獲得後に徳川幕府の幕藩体制を支える哲学として登場している。

四百年の月日は朱子学を熟成もさせた。

日本には科挙がなく、士農工商の幕藩体制の元では幾ら学問しても生活に直結する訳でなく、純粋に思想として成熟した。

各して聖人になる為の学問である朱子学が武士道の背骨になった。

幾つもの偶然によって、それも二千年近い歳月を天皇制が続くと言う奇跡によって武士道が登場したという事実を得心したであろう。

現代社会の混迷はこれほどに奇跡的に持ちえた財産を日本国憲法が定めている「法の元での平等」「言論の自由」「信教の自由」「結社の自由」を口実に反故にしているからではなかろうか。

この混迷をのりきるには日本人の足元を明確にしなければならない。

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