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<<   作成日時 : 2007/11/29 10:21   >>

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「六十路独り言」さんが紹介して下さったダニエル・ゴールマンの記した「生き方の知能指数」を荒掴み乍理解するのに酷暑の秋から雪のちらつく秋まで釣べ落しの3ヶ月の歳月を要した。
読破と言う作業は私にとって新しい人間理解であり、今までの知識の集積を全て塗り替えるものでもあった。
神経科学という私にとって全く新たしいジャンルの学習は、今までの仏教や儒教が数知れない挫折データから産み落した様々な我々に対する教訓に対する科学的な裏づけとして認識できた事は大きな収穫に他ならない。
もう1つ特筆すべき事は、女性観が変わった事だ。
「第5章 キスの神経解剖学」と「第14章 彼の欲望、彼女の欲望」から教わったことは、本能のままに行動すべきだに尽きる。
これからの人生に大きな励みとなる事を想い、改めて「六十路独り言」さんに感謝したい。
これも「子供の未来を考えよう」サークルを思いつき、実行した副産物と考える。
この書でダニエル・ゴールマンの最も言いたかった事は、エピローグで言っているように生れ持っている社会脳を使って国民総幸福を実現するには科学技術と社会的知性を活用しなければならない。
そして、実現する為の1番のキーワードは「我−汝」が敵うことなんでしょうね。
その為には、自身が思い込んでいる敵対関係に対して向合い、その敵対関係を修復して「彼ら」から「汝」へと自分の意識を変革するよう前頭前野に学習しなければならないのでしょう。
1人で学習するよりも、大勢がそれも敵対集団まで含めて学習機会を増やすべきなんでしょう。
大きなテーマを夫々が担当を決め合って、それを発表し合って理解を深める手法を「ジクソー学習法」として提案している。
我々は謙虚にゴールマンの言葉を受止め、よりよい社会を実現していかねばならない。
この書は社会脳の記述から始まっている。
我々の脳には2つの司令塔が存在する。
1つは、DNAに基く指令を発する大脳編縁帯に属する偏桃体と、もう1つは人間を人間たらしめている新皮質に属し論理を司る前頭前野だ。
その2つの司令塔による妙なる交じり合いが社会脳を形成し、我々の生活を彩る訳だ。
それは人々の離合集散、恋愛、出産、成長、分業化の進んだ現代の職業形態の中で社会脳の働きは如実に綾なしている。
綾なすのは、脳内化学物質が大きな役割を果している。
相手に対して愛着を感じるのはオキシトシンの働きであって、それは同じ相手をより強く求める作用に留まらず、その相手の事を思い出すだけでもドーパミンが出てきて満足を得て相手を愛しく思う。
このように様々な脳内化学物質が我々の行動形態決定に左右している。
化学物質は夫々の生産神経系から発射され、様々なニューロンに配置されている夫々異なる化学物質専用のレセプターで受取られ、ニューロン内で働いてニューロンが活性化して、その情報が海馬やワーキングメモリーに送られ、それが2つの司令塔に読込まれて、我々の肉体を動かすように指令すると言う訳だ。
薬物やギャンブル及び性衝動等繰返される不幸を呼ぶ行動はこういう一連の回路が動いて作動する。
不幸ばかりではない。
人を好きになる、学習意欲に刈られる、家族の為に奉仕する等の動作も異なる回路が同じ仕組で動いた結果だ。
様々な回路が絡み合った結果、社会的知性が構築される。
それを使って我々は自分自身が人々の集まりである社会の中にあって尊敬や豊かな愛情に恵まれた豊かさを感じる生活を送れる。
DNAに基く記憶から呼覚まされたものと、様々な学習から蓄積されたノウハウが基礎となって構築される。
こうして、我々はこれを本能に基く欲求を前頭前野が押え込んで、篩にかけたもので社会的知性を獲得する。
これで始めて良い家庭や地域が築け、ビジネスも成功し、より良い社会構築に力が発揮できる訳だ。
問題は偏桃体の良い指令まで前頭前野が押え込んでしまう事もある事だ。
良い指令とは共感だ。
押え込まれた結果として、ナルシシストやマキアベリストが生れる。
現代の資本主義社会において、様々なエゴが横行し、不正・腐敗が充満し、詐欺犯罪に満々ているという現象はそのせいであると言えよう。
ここには現代資本主義において、マネー最優先という人間本来のあり方から言えば正しくない考え方から汚染された姿が垣間見て取れるので、その真実を教育する哲学及び教育システムの確立が急がれる。
押え込まれたのでなくて、元々共感が少なくてなってしまう場合もある。
それと全く無い訳ではないが殆ど見当たらない場合もある。
この場合も前者でナルシシストやマキアベリストが見付けられ、後者で反社会的人格障害者や自閉症者が居る。
最近の脳科学の進歩でこれら社会に害を為す姿の確認ができたのは画期的だ。
社会を豊かにしていく為にはこれらも含めて教育する哲学及びシステムを考えていかなければならない。
以降、数回に分けて「大脳について」「共感の仕組」「社会脳の仕組」「男女の恋」「母子のあり方」「共感を発揮できない人達へ」「仕事について」「我々の幸せについて」等をこの本を読んだ感想及びそれから誘発された考え方を述べていきたい。
中々読み難い本ではあるが、訳本で良いので興味を持って読まれると人生観が変わるのではなかろうか。

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