|
先ず第1に考えれなければならない事は日本のメガバンクの株式保有率の高さであろう。 どういう事かと言えば失われた10年において金融不安が言われたのは株価下落によって自己資本比率が8%を割込んでしまう事で世界に通用する銀行業務ができなくなる事だった。 輸出に依存する日本企業が話の通じる国内金融機関とパートナーシップが結べなくなるのだ。これは輸出企業のみならず輸入企業にとっても同時に言える事だ。 金融の産業における位置づけは大幅に低下する。 おまけに日本の金融及び財政はバブル崩壊以来やれるだけの事をやってしまって追加政策のとりようがなく、落込んでもやれる事が限られてしまっているという事もある。 こういう思惑を含んで世界の投機資金が暗躍して今回の株安を生んでいる訳だ。 もう1つこのブログで度々取上げたが、日本人の弱気傾向だ。 「済みませんが」というような挨拶言葉を持っている国民は日本のみかも知れない。 我々はそれ程に恵まれている事を自覚しなければならない。 天皇制度が発足してからでも1,300年以上の歳月を持ったと言う事は自身に奉仕させる為にその奉仕する人々を庇護する立場の人間が継続して存在し続けたと言う事だ。 中国で生れた帝王学という言葉もある。 リーダー失格となれば今回の前時津風親方のように社会から追放されるのが世の常だ。 一番上には「天子様」がいるのだ。 そういう世の中で朱子学の「敬」が日本人に染込んで行った結果、一旦退くという気質が出来上がったものと思われる。 明治の学校制度に遡るべきかもしれないが戦後教育の失敗で、見掛の「敬」のみしか日本人に残らず、又高度成長において1億総中流化が実現した結果生きる為の「敬」を実行する必要性が無くなり上っ面しか残らないという結果が弱気という気質に繋がったと思われる。 世界の投機家達もそういうファクターを見逃すはずも無く、売りには提灯が付き易いのだから。 1番目の問題には金融界に頑張って頂く他無い。 日本という国は産業界どの分野をとってみても世界をリードできる素養を感じ取れる。 しかし、殊金融界だけとればどうしようもない。 日本の最古の企業は千四百年の歴史を持つという。 百年を越す企業が2千社を越すという。 それにも関らず金融企業は米国のみを向いていている。 今年になってトヨタは40年前には米国ビッグ3の姿に戦々恐々していたのが世界1というニュースが飛込んだ中でこのことが金融が日本のアキレス腱という姿を払拭できない訳だ。 2番めの問題は教育に委ねるしかない。 しかし、米国しか見ない日本の政治家に教育改革ができるのだろうか。 現在の大学教育学部の姿勢も然りだ。 「何を教えるか」を読んで頂きたい。 それとよく話題になる日本の株価水準だ。 結構日本の株価が安すぎるという議論を耳にする。 それは金融の期待希望を込めて言われているのだと考える。 実はあのバブル期に実現した3万6千円強という株価は世界中の流動投機幣貨が全て日本に集まったから実現したと考えるべきだと言う事だ。 今でも下げの主要売り方が外人だと言う事に注目しよう。 中国ではあれ程の上げにも関らず外人投資家の占める割合は1%だというのだ。 だから日本の株価水準は高いと言わざるを得ない。 トヨタがビッグ3を恐れた当時米国ダウは2,000ドル日経平均(当時は日経ダウと言っていた)は2,000円だったのだが、1ドルは360円だったのである。 現在は1ドル107円36銭である。 実に3.35倍だ。 単純計算すると米国ダウは2,000ドルから6倍にしかなってないのに対して日本は2,000円からレート換算すると実に4万3千円強の22倍弱だ。 米国の株価上昇よりも3〜4倍になっているのであるから安すぎるという考えは当っていない。 金融機関の甘えた願いなだけであるので、金融機関の獅子奮迅な努力を願う。 これで金融機関が頑張れば政府も要らなくなるかも知れない。 金融機関がこの侭であればまだまだ暴落しても可笑しくはないし、株式市場でも勝組と負け組みの格差はとことんつくであろう。 トヨタのような優良な会社は外人投資家は買いたいのだ。 それと学究分野も世界最先端が多く、技術開発力にも定評がある。 アニメを世界発信している如く日本の底流を流れる文化的厚みにも自信を持ってよい。 まだまだ言い足りないのだが「庶民の叫び」「株式相場雑感」に色々書いてあるので読んで頂ければ幸いだ。 真の見識を持ち、日本を象ろうではないか。 |
| << 前記事(2008/02/09) | トップへ | 後記事(2008/02/10)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|---|
株式相場雑感
株式市場大暴落の行末 株式利回りを上げろ 日経平均1万4千円割れに思う。 株価続落 上がって良かった 泡沫の夢に終わった株式相場 明日はどうなるか分らないけれども取敢えず良かった 米国は重症だ 暗黒の木曜日の予感 2年3カ月ぶり安値 アメリカンスタンダードと言うけれど 下げ止まりか 13,000円をあっさり大幅に割込んだ 自律反騰 思ったほど騰がらない 米国のサブプライム問題は深刻だ 世界の潮流 中期的に見れば日本株は買いだろう 日本人は迷える子羊か ... ...続きを見る |
よく考えよう 2008/02/12 06:49 |
株式相場への心得
馬鹿と相場には勝てぬと昔から言われていますが、時々において株式相場に感じる事を書連ねます。 以下過去記事を列挙するが、何時までも変らぬ人の心と金の世界。 ...続きを見る |
よく考えよう 2008/10/05 16:26 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
日本の銀行問題ではないと思っています。金融政策、日銀の問題だと思います。 |
一般人 2008/02/10 15:03 |
殆どの民間企業で仕事が大きく変化しています。変化の1番少ないのが金融と行政です。金融の中に居れば分らないかも知れませんが、仕事の中身が変らなければトヨタのような業績にはならないでしょうし、株価に左右される体質は変りません。日銀のせいにしては駄目です。これだけの金融緩和状態では身動きが取れないのが日銀の立場でしょう。大幅な円高になれば別でしょうが。 |
hbar 2008/02/11 08:26 |
日銀やメガバンクの事はよく分からないのですが、 |
正論かも 2008/02/11 22:42 |
| << 前記事(2008/02/09) | トップへ | 後記事(2008/02/10)>> |