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zoom RSS マーラーらによる乳幼児期の分離・固体化過程と自閉症

<<   作成日時 : 2008/05/15 19:48   >>

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講演では数ある説の中からマーラーの乳幼児期の分離−固体化課程が紹介された。

それは〜3ヶ月を自閉期と名付け、自己と外界の区別の付かない時期(母子一体感)と
3〜4ヶ月を共生期と名付け、母親が自分の要求を満たし、保護してくれるかどうかを感知し始める(ぼんやりした対象へ)と
5〜8ヶ月を分化期と名付け、記憶が痕跡として残り母親が特定の他者として認知される等自己という経験の核が生れると
9〜16ヶ月を練習期と名付け、母親からの分離を練習すると
16〜24ヶ月を再接近期と名付け、孤立した時の弱さと母親の存在価値の確認を通じて人間関係の始まりと
25〜36ヶ月を固体化期と名付け、母親と言う存在を精神内界に築くとの説明であった。


健常児が上記のような発達を遂げるバックグラウンドには自己の存在認識及び肉体の成長がバランスよく発達するという前提条件が挙げられる。
自閉症児の場合、脳におけるリムーバブル領域が使えないという理由で精神的に発達が遅れる。

肉体的に遅れないかといえば、全ての筋肉は神経系の発達によって機能する訳であるから、リムーバブル領域の手助けを伴う様々な動作が発達に問題が起きるのは当然の帰結だ。


発語が遅いという話が良くある。

精神面において、聴覚情報の解析が遅れて言語野において意味情報への発達もあるが、音声を発する為に働く多くの筋肉を駆動させる発達の遅れも重なっているので難しい課題となる。

筋肉1つひとつのどれの発達が遅れていても、様々な動きに支障が出てくる。
こういう事から来る影響が多動や鈍さに繋がると考えられる。


最も深刻なのは、マーラーの自閉期における発達の遅れであろう。

リムーバブル領域という記憶装置が使えない為、母親から発せられる全ての信号を認識するのに大脳のシナプス膨張に頼らねばならない事に発する。

マーラーの説によれば母子一体感を味わう時期に母親の発する声等の信号によって偏桃体が興奮せず、ドーパミンが噴出しない為恐怖の対象となってしまっている。

これを克服するには、シナプスの膨張を促す為にその優しさを繰返す必要がある。

健常児では胎内からの記憶を通じて生後直にベビースマイルができる所が泣き喚くのにはそういう理由が確かなようだ。

母親はご苦労な話だが、訳もなく泣き喚くようであれば自閉症を疑って赤子の不安を取除くように接しなければならない。

泣き喚くのにはそれなりの理由があり、先ず声を覚えて貰う事が先決だ。

兎に角、健常児では3ヶ月で終わる自閉期も発達の遅れで1年以上続く事を覚悟しよう。


長く掛っても、健全に母子一体感が育まれれば次の段階に繋がるのだから辛抱強く育てて欲しい。

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