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zoom RSS 10ドルを割込んだモルガン株を三菱UFJが28ドル出して買うのか

<<   作成日時 : 2008/10/13 10:05   >>

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G7蔵相・各国中央銀行総裁会議が終わり、結果として有効な対策が出せなかった為に、20カ国会議と相成り、その席上に世界恐慌発信国総括責任者としてブッシュの登場迄引起し閉幕となった。

席上、ブッシュ大統領は会合で金融危機について「米国の問題であり全力で立向う」と述べ、新興国に直接理解と協力を求め、G20は「金融危機を乗越える為に協働し、市場の規制・監督・機能向上へ協力を深める。金融市場安定に向け、全ての経済的・金融的手段を用いて解決に当るが、それはある国の措置が他の国や金融システムの犠牲の上でなされることが無いよう、緊密に連携して行動する」と共同声明で謳い上げた。


正に、グローバル化の始まりであり、米国だけが世界の警察である事からの撤退でもある。

そもそも今回の震源は米国の3つ子の赤字に拠る。
貿易収支赤字解消の為に採った措置がドルの切下げであった。
円は1ドル360円が瞬間風速として80円まで切り上がり、米国内は2桁の消費者物価指数上昇と不況に見舞われた。

そこで大統領になったばかりのレーガンは減税と金融引締めを断行して景気浮揚に成功した。
しかし、米国財政の赤字が解消せず長期金利の急上昇を招き、第一次S&L危機へと展開していく。
何しろ、長期金利は14%と言う高水準になり固定金利で住宅ローンを貸出していた「長期・金利固定型の住宅ローン」が逆ざやに陥り、破綻のうねりが広がった。

そこで変動金利による住宅ローン貸出しという規制緩和に繋がった。
そして、規制緩和は投資対象にまで広がり、S&Lによる石油掘削・株式・ジャンク債・商業用不動産等への運用も可能にし、続いて S&Lの預金の金利が自由化された。

結果として、高い預金金利で預金者を集め、S&Lがリスクマネーの運用を始める事になる。
そこにバブルが生じてその破綻と共に、第二次S&L危機が到来し、S&Lや商業銀行が破綻した。
そうしてこの危機に対する対策として、破綻したS&Lの資産を、売却や不良資産の証券化、・会計基準を時価ベースへ変更・S&Lは、財務省の貯蓄金融機関監督庁で監督・自己資本比率の見直しが行われた。

実は日本が振り回されている米国の会計基準の見直しと言うのは場当たりであったと言う事だ。
そして、もう1つの事実は経済政策の失敗が米国大統領選挙に大きな影を投掛けている。
そして、共和党は民主党政策の後押を受けて恵まれた政権運営をしている。

今回の金融商品登場の切欠は第二次S&L危機に対する場当たり的手法が引金となっている。
つまり、不動産の証券化は第二次S&L危機克服の為の臨機的処置であった。
それを梃子に銀行部門のビジネスモデルを証券化とディリバティブと言う技術革新で、融資のリスクを銀行本体から切離し、銀行の安定性が確保されたかに見えた。


しかし、現実はリスクが様々な証券化商品に加工され、リスク負担する所在が分らなくなったと言う弊害を生じた。
米国から発信された米国のGDPの3.6倍ものリスクマネーが全世界に広がり、何処の誰がそのリスクを持っているのか分らなくしたのが今回の金融危機の本質に他ならない。
その危機は米国は元より、欧州に止まらずロシア・中国等新興経済圏にまで波及しているのが現状だ。

世界は荒廃しきった金融秩序の回復を待ち望んでいる。
僅か10ドル以下に下がってしまったモルガンスタンレーの株式を28ドルの高値で買取る三菱UFJの資本参加は明日行われる事になっている。
その日本からの資本注入が契機となり、この訳の分らなくなったマーケットが収束に向かう事を願う。


この資本注入が秩序回復の波紋の始まりであって欲しい。
しかし、傷んでしまった実体経済は、例えばGMの競争力回復に代表されるが如き努力無しには回復は有得ない。
これから、米国のドル切下げ等を含むドラスチックな改革を経過して実体経済が修復されたい。


その中で日本が世界で果していく役割は大きい。

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