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zoom RSS 歴史を掻い摘む下

<<   作成日時 : 2009/02/23 11:41   >>

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室町時代は現代人の生活様式が庶民に広まった時代と言って良い。
現在の木造建築の基本はこの時代の書院造りであり、商業活動も盛んになり、貨幣経済も定着している。
見逃せないのが、大衆娯楽の登場だ。

鎌倉時代に登場した猿楽は観阿弥・世阿弥の登場により能・狂言へと高められる。
鎌倉時代の平家物語に引続いて、太平記等の戦記物の隆盛も見逃せない。
生産性の向上により、一般庶民に至る迄消費文化の灯火が点り始めたといえよう。

時代は将軍の跡目争いを切欠に応仁の乱が起こり、下克上の時代となる。
最後には地べたで寝ていた日吉丸が太閤秀吉に為り上がっていく自意識の高まりは五山文化によって開花した実存哲学の庶民へ村々にある寺院での説法によって普及した。
自意識の大きなうねりは楽市楽座、一向一揆等、それまで庶民は逃散しか無かったものが大きく変ってきた。

そこで花開いたのが安土桃山時代の開花だ。
真の強者の論理で勝ち残った豊臣秀吉の下で大きく国力は向上したと言えよう。
その下克上の火を消したのは徳川幕府の誕生であった。

日光東照宮の見ざる・言わざる・聞かざるに代表されるように庶民には情報を開示しない政策を取った。
キリシタン禁令もその1つであった。
批判勢力の勃興を殺ぐのがその狙いである。

しかし、見せないと言われれば見たくなるのが人情だ。
室町に大衆演劇の灯火が点いた火が歌舞伎・人形浄瑠璃・落語・浪曲・講談等が一斉に花開いた。
情報統制をしていると折角芽生えた自意識が萎み、豊作の時は良いが飢饉になると逃散が相次ぎ幕藩体制は持たなくなった。
そこで寛政異学の禁だ。

それによって起ったのはそれまで山門や学問所で成熟したものが心学となって開花した事だ。
その結果、幕末には二宮尊徳らによる農村改革、杉田玄白等による西洋科学の究明が進んだ。
しかし、打ち続く飢饉の前に幕藩体制は為す術も無かった所に黒船来航と相成った。

明治維新の成功は偏に心学に拠るものと考える。
心学により成熟した実存哲学を持った若者が明治国家を作り上げた。
富国強兵・殖産興業には取り合えず成功した。

しかし、その成功の礎である心学を教育から排除した所に明治の負の遺産がある。
近代工業に必要な画一化された人材育成には成功したが、自身で無から有を造る人材を無くしてしまった。
現在の学校学習指導要領はその遺物であり、この人間の世紀であるべき21世紀に機能しなくなっている。

それでも、文科省は現場を締め付けている。

科学が究明され、技術が進歩して生産性が向上する事によって人間の生き方は変化する。


今こそこの観点に立って、教育改革をしなければならない。

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