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zoom RSS なぜ始語が遅れるか

<<   作成日時 : 2009/05/16 15:29   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 1 / コメント 3

言葉の習得は脳に多大なメモリ消費を強いる。
ここで言うメモリはプルキンエ細胞が未発達な状態のものがあり、先ず動眼神経にに割当てられてから順次中枢神経の制御に割当てられた結果、最後の登頂葉に次いで前頭前野に割当てられるべきプルキンエ細胞が枯渇してしまう。
結果として起きる事はそれらの領野の制御不能と言う事だ。

無論、その状態は母胎内において起こるのだが、プルキンエ細胞の可塑性により出産までには結構割当てられる。
その割当が不足する場合に、「どんぐりの家」に出てくるような常軌を逸した行動に出てしまう事になる。
自閉症であってもその多くは登頂葉にまではプルキンエ細胞の割当が不足気味にせよ巧くいっているものが高機能自閉症・亜スペルがー症候群と言う訳だ。

ミラーニューロンと言う概念が脳神経科学のドグマの1つとなっている。
、私はそのミラーニューロンと言う存在は元々あるもので無く、生後直から2足歩行を始める直前までに作られる神経核と考える。
それに社会対応神経核と名付けよう。

それまでの脳神経の活動はそれ以降と比べると超高速な活動をしている事が最近の脳科学研究で証明されている。
詰り、その時期に大脳皮質における制御装置である前頭前野が機能の少ない自閉症児はその神経核ができない故に社会性において大きな遅滞を招く事になる。
しかし、速度は遅いもののプルキンエ細胞の可塑性の助けを借りて様々な中枢神経機能の低下と引換えに、人間が人間たる所以を発揮せしめる前頭前野の発達は起きている。

引換えと言うのは例えば自閉症は自律神経失調症が多いのを見れば良く分るとおもうのだが、本来であれば自律神経を制御するはずのものを前頭前野や登頂葉に持ってきているという訳だ。
それが自閉症がその症状を生む真の原因であると信じる。
さて、発語の遅れに話を移す。

メモリ不足の状態にあって、やり繰りしている者が自閉症者であると分って頂けたと思う。
そういう苦難の中で言葉を覚えるのは困難を窮める。
言葉は記号の認識によって定着する。

通常、社会対応神経核が出来ていれば、それを使えば結果的に真似も出来、音声による記号の取得も可能だ。
しかしそれ無しで、音による言語の習得は音素を脳に記憶させるのだが、その音素は人により悉く異なり、同じ音を出した積りで千差万別なのだ。
それを親が子供に声を出して、覚えないのが当然であり、絵カードが療育において使われる所以はそこにある。

言葉ほどプルキンエ細胞の手助けが必要なツールは無いと言って良い。
プルキンエ細胞の制御は千差万別を一瞬にして1つに定義付けてくれるからだ。
発語は遅くとも良い。

子供達の脳の中では必死の格闘が行われている事を知って欲しい。
それに保護者や支援者が教えている積りが雑音を入れているに過ぎないと言う事だ。
何時も保護者や支援者は環境であれと言い続けているのはそう言う訳だ。

発達障害者に良き療育が育まれる事を願う。

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なぜ始語が遅れるか。
『始語の遅れ』は自閉症の症状の1つとされています。 ...続きを見る
『自閉症』『アスペルガー症候群』を考える...
2009/07/12 09:55

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
>通常、社会対応神経核が出来ていれば、それを使えば結果的に真似も出来、音声による記号の取得も可能だ。
しかしそれ無しで、音による言語の習得は音素を脳に記憶させるのだが、その音素は人により悉く異なり、同じ音を出した積りで千差万別なのだ。

このくだりは興味深いです。
息子は私の言葉の多くを聞き取るのですが、他の人となると途端に聞き取りが悪くなります。
息子がわからない様子の時に、私が隣で復唱するとわかることがあります。
私の声の音素を主に記憶しているためでしょうか。
これは自分についても当てはまるところがあります。
女性の言葉は聞き取りやすく、男性の言葉は聞き取りにくいとか。
卵畑
2009/05/16 20:55
>引換えと言うのは例えば自閉症は自律神経失調症が多いのを見れば良く分るとおもうのだが

このくだりも思い当たる節があります。
私は4歳の入園前までほとんど病気もなく、元気な子供でした。
それが入園後、させられることが増えてから、原因不明の頭痛、腹痛、発熱、アレルギー症状などなど出始めました。
それは以後、20年ほど続きました。
2年ほど前からようやく軽減してきたところです。
ご存知の通り、今でも時々症状を起こしますが。
卵畑
2009/05/16 21:03
卵畑さんようこそ。
音素と言うのは無限に近くあり、それらが別々に入ってくる所に問題がある。視覚情報も多くあるが、これは見えた物が一時に入って判別し易い訳です。
療育を間違えると2、3次障害で苦しむ基となります。下手な療育より本人が自己生成で対応マニュアルを完成させているのだから、本人に任せ、保護者や支援者は環境に徹するべきと考えます。その徹すると言うのは言うは易く行なうは難いもので。
hbar
2009/05/16 22:35

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