よく考えよう

アクセスカウンタ

zoom RSS 健常児の言語獲得

<<   作成日時 : 2009/07/14 22:23   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 0

母胎内に居る赤ちゃんに聞こえる最大の音は母親の心臓の鼓動であって、その他の音は遥か彼方から鳴り響いているようなものと推測される。それ故に、母親の心音に反応すべくあらゆる雑音の中で聞分けるべく制御されている。そうして、その心音に対してベビースマイルが出てくる訳だ。

詰り、母親の心音以外は雑音として処理され、急に現れた外界に対応する事になる。心音は記憶されているのでその音を聞くと、偏桃体が興奮し、視床を通る黒質部より発する第10神経からド―パミンが発射され全ての筋肉が活性化する事でベビースマイルに繋がっている。赤ちゃんは笑おうと思って笑っている訳ではなく、只心音に反応しているだけと考えられる。しかし、受取る母親の気持はベビースマイルに一層の笑みを浮かべ、名前を呼ぶ事になる。

この音が心音に続く音の制御スイッチとなり、それが母音獲得の第一歩となっている。名前を呼ばれて笑っていると母親は感じているのだが実際には当分の間、心音に対して笑っていると考えて良い。自閉症者である赤ん坊が笑わないのはその母親の心音を聞分ける制御スイッチが不全な為に起こると考えるのが自然だ。

ここ韓国へ来て、母語の有難さを改めて思い知った。ハングルの特徴は表音文字だけで意思疎通が成立つという点に尽きる。その構成要素は“子音+母音+子音”で1つの音節を作り、表意文字として機能する。最初の子音は19、母音は21、最後の子音をパッチムと呼び、17種の子音組合せがある。実に、音素だけで40ある。パッチムは発音こそ7個しか無いが、1つの音素に対して最大7個の子音組合せが存在し、発音からハングル文字を連想するのは至難の業だ。

胎児がこの世に出てきた時には蝸牛に用意された受容体の数だけ音素の数が存在する。その中から母音や子音に当る音に反応する制御が出来て初めて言語が成立する。詰り、反応する音に対する制御が出来て初めて稚語に発展する。そこに至るのに凡そ10ヵ月程の歳月を要する。この10日ほど意味は分らないがハングルによる世界偉人伝CDを何回も聞くに及び、この作業を赤ちゃんの時にやっているのだなと気付いた次第だ。

語学学習の極意は要するに聞き続ける事にあると気付いた訳だ。囲碁も同じで専門棋士の対局を訳が分らなくて良いから、すらすらと並べれるように何回も碁盤に並べる事が強くなる極意なのだが、言葉を知る人はつい言葉による解説に頼り、分っていないのを分った積りになる所が強くなれない最大の理由だ。碁会所に何年も通い、新刊の定石書を購入して学ぶのに万年初段から抜け出せないのはそう言う所にある。縁あって強くなる極意を聞かれると「言葉に頼るな」と鸚鵡返しの如く言うのだが、韓国語学習を実践して改めて最初は意味等考えずに徹して、その音素データベースの習得が1番のようだ。赤ちゃんは言語獲得の為にその作業を黙々と続けている訳だ。

メモリ不足が原因の発達障害児に無理やり意味教育をしている現状をみていると、その脳がどれだけ苦労しているのか分っているのかと言いたくなるのだが、様々な療育が提案される中で推奨できるものは音楽教育であろうと思われるが、先程の囲碁における万年初段の域を出ていないように感じる。

こうやってブログを書いているのも子供達が不憫と思うからに他ならない。

九月位になると思うが、参照文献も明らかにし、何も為しえ得ない学会に対して世に問う積りである。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 3
なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス
ガッツ(がんばれ!)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
健常児の言語獲得 よく考えよう/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる